上場上位300社の女性トップは6%
” オーストラリアの女性経営者らで構成する非営利団体、チーフ・エグゼクティブ・ウィメン(CEW)は豪証券取引所に上場する上位約300社のうち、女性がトップを務める企業は6%にとどまるとの調査結果をまとめた。「5年前からほとんど前進していない。改善が必要だ」と指摘した。
時価総額上位約300社のうち、女性が最高経営責任者(CEO)を務める企業はわずか18社だった。8月1日までの1年間で23人が新CEOに任命されたものの、女性は1人にとどまった。
取締役の女性比率は26%だった。CEWは調査結果を受けて、「女性は人事やマーケティング、法務など伝統的にCEO昇格ににつながるとされる道筋とは異なる部署で管理職に登用されやすい」と分析している。
CEOの7割以上が「売上高や損益に責任を持つライン部門」の出身だ。こうした部門で女性取締役の比率が40%を超えるのは「過去5年の傾向に基づけば、2086年になる」と予測した。
豪州の主要企業では鉄鉱石大手のフォーテスキュー・メタルズ・グループや金融大手マッコーリー・グループ、航空2位ヴァージン・オーストラリア、ライナス・レアアースなどで女性がCEOを務めている。”(出典:日本経済新聞)
近年、世界的に多様性が叫ばれるようになり、こういった統計が公に示されることで、適性の見極めは大前提となりながら実態の把握に努めていく形となりましょうか。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年9月12日分の掲載記事です。
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