コアラの生息、3年で3割減。最少3万匹強に
” 豪動物保護団体のオーストラリアコアラ基金は20日、国内でコアラが過去3年間に3割減少したとする調査結果を発表した。
生息するコアラは最少で約3万2,000匹にすぎないと推計。2020年初めにかけて半年間続いた大規模森林火災などが原因で、政府に対して保護を急ぐよう訴えている。
発表によると、生息数の推計は最多で約5万8,000匹。州別では最大都市シドニーを抱える東部ニューサウスウェールズ州が41%減と最大のマイナスとなった。
これまでコアラが生息していた128地域のうち47地域では野生のコアラが消滅した。
同基金のデボラ・タバート理事長は、森林火災のほか、干ばつや熱波などの天候要因や土地開発もコアラの生息減少につながっていると説明。
「一部の景色は月のようになり、死んだり死にかけたりした樹木があらゆるところにある」と指摘し、コアラ保護の法令制定を求めた。
豪州のコアラをめぐっては、ニューサウスウェールズ州議会が昨年6月、森林火災を受けて生息地の2割以上が深刻な打撃を受けたと分析。
州政府が介入しなければ50年までに「州内からコアラが消滅する」と警告している。”(出典:時事通信社 via Yahoo! JAPAN)
直近3年で3割減とはショッキングですが、政治の力で回復の途があるのなら早期に対策が講じられることを切に望みます。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年9月21日分の掲載記事です。
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