オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:S&P/ASX200、世界的な景気減速懸念で2022年初来13.4%安

S&P/ASX200、世界的な景気減速懸念で2022年初来13.4%安

” 欧米の金融引き締めの影響による世界的な景気減速の懸念から、豪州株の調整局面が続いている。

週明け26日のシドニーの豪証券取引所では、主要株価指数「S&P/ASX200」が3日続落し、前週末比105.30ポイント(1.6%)安い6,469.40で取引を終了した。

S&P/ASX200は直近50日間の最安値を更新し、年初来の下落率は13.4%まで拡大した。

米連邦制度理事会(FRB)は21日、3会合連続の0.75ポイントの大幅利上げを決定し、今後の追加利上げもためらわない姿勢を示した。

このため急速な利上げによる世界的な景気減速の懸念が拡大。前週末に米株価が大きく下落した流れを受け、豪州株にも売り圧力が波及した。

業種別では、エネルギー株の下げ幅が6.3%と最大だった。原油・ガス大手の豪ウッドサイド・エナジーが5%安、同サントスが7.3%安となった。

鉱業株では、英豪系BHPが5.2%安、同リオ・ティントが5.6%安。金価格の下落を受けて、豪金鉱最大手のニュークレスト・マイニングも5.9%安と大きく下げた。

金融株は全体で0.7%の小幅下落となった。ANZ銀は1.5%安だった。ヘルスケア株は2%上昇した。

航空最大手カンタス航空は1.6%安。同社は、傘下の格安航空(LCC)ジェットスターのギャレス・エバンス最高経営責任者(CEO)が今年末に退任し、後任にステファニー・タリー氏が就く人事を発表している。

一方、外国為替市場は26日午後11時時点で、対米ドルが1豪ドル=0.65米セント、対円が1豪ドル=93円台後半で取引されている。”(出典:NICHIGO PRESS

先を見通しづらい状況は当面想定しておくべきであろうかと、推移を引き続き注視する必要があるでしょう。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年9月29日分の掲載記事です。

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