労働条件なしでのワーホリ延長を検討か
” オーストラリアの労働党政権は、移民制度の大幅見直しで、ワーキングホリデービザ(査証)の2年目、3年目の延長を労働条件なしで認めることを検討しているもようだ。
労働者搾取阻止のため1年間に限定にすることを提言した専門家パネルの意見を黙殺する可能性がある。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
専門家パネルによる中間レビューでは、ワーホリの主目的が「文化交流」である原点に立ち返り、期間を1年に限定し、指定地域の建設、鉱業、農業などの特定業種で88日間働いた場合の延長オプションを廃止することが提言された。
だが労働党は、豪英FTA(自由貿易協定)により英国民に認められた条件と同様に、労働条件なしで延長できるようにする可能性があるという。
オーストラリア労組(AWU)は、ビザ延長のために地方での就労を要件とするルールにより労働者が搾取されやすい上、理不尽な条件では働かないオーストラリア市民の雇用が優先されないとして、同ビザの廃止を求めている。
一方、特定業種は労働力をワーホリに頼っている側面があり、業界との協議や代替策なく突然廃止されれば大きな痛手になるとして、政府に変更には慎重になるよう訴えている。”(出典:NNA ASIA)
日本を含む海外からの注目もあろうと、今後の推移に注目ですね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2023年9月29日分の掲載記事です。
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