高松宮殿下記念世界文化賞に、建築家 グレン・マーカットさん
” 日本美術協会(総裁・常陸宮さま)は14日、世界の優れた芸術家に贈る第32回(2021年)「高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者4人を発表した。
建築部門はオーストラリアのグレン・マーカット氏(85)が選ばれた。受賞者にはメダルや賞金1,500万円などを贈る。
10月に式典などを予定していたが、新型コロナウイルスの流行を踏まえ中止する。
マーカット氏は英国で生まれ、若くしてオーストラリアに移住した。先住民族アボリジニの言葉「大地に軽く触れる」をモットーに、個人住宅を中心に450件以上の設計に従事。
地元の木材や波形鋼板、石、ガラス、コンクリートなど簡素な素材を使い、自然に寄り添う建築を生み出してきた。
出世作となった高床式家屋の「マリー・ショート/グレン・マーカット邸」は、二重屋根の天窓や壁のルーバーで日差しや風の向きや量を調整でき、空調に頼らず快適に過ごせる。
代表作には「アーサー&イヴォンヌ・ボイド教育センター」などがある。
特別な場合を除き1人ですべての設計作業をこなす。コンピューターは使わず鉛筆で克明な図面を描くという。
02年に同国で初めて米プリツカー賞を受賞。09年に米国建築家協会(AIA)ゴールドメダルを獲得した。08年には日本で展覧会が開かれた。”(出典:日刊建設工業新聞)
先月(9月)のトピックになりますが、
ニュース番組で報じられていたことを思い出し、今回記事にしておきたいと思います ^^
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年10月9日分の掲載記事です。
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