日豪友好条約締結40年記念式典、キャンベラで開催
” 日本とオーストラリアが友好関係の基礎となる条約を結んでことしで40年となるのを記念した式典がオーストラリアで開かれ、ターンブル首相は両国関係のさらなる発展に期待を示しました。
日本とオーストラリアは、1976年に両国の友好関係を発展させたきっかけとなる友好協力基本条約を結びました。
それから40年となるのを記念した式典が14日、オーストラリアの首都キャンベラにある議会で開かれ、双方の国からおよそ200人が出席しました。
式典ではターンブル首相があいさつし、「40年前に条約を結んだ指導者たちの先見と知恵に敬意を表するとともに、両国が歩んできた道が今後さらに広がることを楽しみにしている」と述べて、先端技術での協力などを通じて両国の関係がさらに発展することに期待を示しました。
このあと、ピアニストの辻井伸行さんがドビュッシーやショパンなどの曲を演奏しました。
日本とオーストラリアは、ここ数年、防衛面での協力が大きく進んだ一方で、日本が目指していたオーストラリアの新しい潜水艦の受注には失敗し、関係強化の新たな柱作りが課題となっています。
オーストラリア駐在の草賀純男大使は「潜水艦は残念な結果だったが、両国の関係にはすでに大きな幅と深さがある。この地域の中心的な国として、それぞれの同盟国であるアメリカも含めて連携を強化していきたい」と話していました。”(出典:NHK NEWS WEB)
40年というと両国の歴史にとって、ごく短い期間でしかないですが、
昨年(2015年)から新路線の就航により、観光にとどまらず、日豪間で人の往来が活発化しており、
二国間関係が多面的且つ高度な次元に突入していくことを念願するところです。