失業率 − 2024年9月
” 豪連邦統計局が17日発表した9月の雇用統計は、就業者数の伸びが6カ月連続で市場予想を上回った。失業率は横ばい。労働市場が引き続き逼迫しているとの見方が高まり、年内の利下げ観測が後退した。
9月の就業者数は前月比6万4,100人増と、市場予想の2万5,000人増を大幅に上回った。フルタイム就業者が増加の大半を占めた。8月の就業者数は4万2,600人増に下方改定された。失業率は4.1%で8月改定値から変わらず。労働参加率は67.2%に上昇し、過去最高を更新した。豪ドルは対米ドルで0.5%高の0.6698米ドルと、1カ月ぶりの安値から反発。3年債利回りは7ベーシスポイント(bp)上昇して3.829%を付けた。市場が織り込む12月の利下げ確率は統計発表前の46%から30%に低下。来年2月の確率も75%となり、利下げを巡る不透明感が高まった。INGのアジア太平洋地域調査責任者、ロバート・カーネル氏は「来年第1・四半期まで利下げは開始されないというわれわれの見通しを変える材料は見当たらない。この見通しでさえ積極的すぎる可能性がある」と述べた。”(出典:Reuters)
4.0%超で推移の失業率に影響するまでには至らないものの、就業者数の伸びが市場予想を上回る状態が継続している点は前向きに捉えられるものと。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2024年10月19日分の掲載記事です。
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