在宅増で家庭用IoTの需要拡大
” オーストラリアで、新型コロナウイルス流行による自宅時間の増加を背景に、スマートスピーカーなど家庭用のIoT(モノのインターネット)への需要が急増している。
最新の調査によると、2024年までに35.6%の家庭がIoTデバイスを所有するようだ。
全国ブロードバンド網(NBN)はこれまでダウンロード速度のみに注力していたが、
IoTの普及により今はアップロード速度にも同等の品質が求められている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。
家庭用IoTには、セキュリティーカメラや、モニター付のドアベル、スマートロックなどが含まれ、インターネットに接続することで制御が可能。
IT・通信分野の市場調査会社テルスタイルの調査によると、7月の時点で家庭のIoTデバイスの所有率は19.7%で、前年の18.9%と比べ拡大した。
特にスマートスピーカー市場は好調で、現在260万世帯が所有しており、2年前の160万世帯から大きく増加した。
また調査では、67%が引っ越しの際に高速インターネットの有無を重視すると回答し、2年前から9%増加した。
デバイスを接続するためのコンセントの数も重視されており、64%が重要な検討事項だと回答した。
テルスタイルのファダギ社長は「高速インターネットは現在、家を選ぶ際の決め手となっている」と説明した。”(出典:NNA ASIA)
新型コロナウイルス感染前と後で、時代が区分される見立ては一般的ですが、顕著なものの代表が(IoTを含む)デジタル化ですね。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年10月22日分の掲載記事です。
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