オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:サンゴ保護へ排出削減を。温暖化の難逃れは2%だけ

サンゴ保護へ排出削減を。温暖化の難逃れは2%だけ

” オーストラリア研究機関のARCサンゴ礁研究所は5日、同国東岸に広がる世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフで、体内から藻類が抜ける「白化現象」の難を逃れたサンゴ礁が、過去二十数年間で全体の2%にすぎなかったとの研究成果を公表した。

地球温暖化に伴う異常気象が影響しているという。担当したテリー・ヒューズ教授は世界の気温上昇を産業革命前よりも1.5度に抑えることができれば「サンゴ礁として機能する」と説明。

英国で開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を踏まえ、温室効果ガスの排出削減に向け「失う時間はない」と訴えた。

サンゴは海水温の上昇などで白化現象が起きると、体内から共生する藻類がいなくなり、長期化すれば死滅する恐れがある。

約35万平方キロと日本の国土に匹敵する広さがあるグレートバリアリーフでは、当時は「最も暑い1年」だった1998年に初めて白化現象が発生。

これまでに大規模な白化が5回発生したが、近年は頻発しており懸念が高まっている。

研究によると、2016、17、20年に起きた深刻な白化現象によって全体の8割のサンゴ礁が少なくとも一度は打撃を受けた。

過去に白化現象に見舞われたサンゴ礁は、白化への耐性が高まることも分かった。

ただ研究所は、白化からの回復には時間がかかるとし「気候変動を抑制する行動が重要だ」と分析している。”(出典:JIJI.COM via Yahoo! JAPAN

グレートバリアリーフは、国際的な枠組みで持続可能性な近未来像が模索されていく中で、一つ(持続可能性が失われていく)象徴的な場であるようにも感じています。

数年といった時間軸では目に見える成果を見出しづらいであろう現実、悩ましいですね、、

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年11月6日分の掲載記事です。

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