企業の多く、ESG満たさず経済的損失
” 多くのオーストラリア企業が、環境・社会・ガバナンス(ESG)に対する市民の期待に応えられないことで経済的な損失を被っている――。
法律事務所DLAパイパーのビジネス・アドバイザリー部門が指摘している。オーストラリアンが伝えた。
DLAのフェールマン氏によれば、ESGを無視するか、ESG投資が不十分だと見なされた企業は、評判や事業運営、収益面で大きな打撃を受ける可能性があるという。
FTIコンサルティングによる世界的な調査によると、オーストラリア企業の30%はESGへの取り組みが「不足している」と回答。
この割合は英国の20%、米国の22%を大きく上回っている。一方で同調査では、オーストラリア企業の85%は過去1年間にESG投資を増やしたと回答している。
世界の最高経営責任者(CEO)を対象にした会計大手KPMGの調査では、回答者の42%が、利害関係者に説得力を持つESG戦略を打ち出すのに苦慮していることが示されている。
フェールマン氏は、信頼できるESG戦略を確立するために、企業は明確で厳格なプロセスを早急に導入する必要があると述べた。
最近では、投資家や従業員、先住民、政治家、規制当局、一般市民を含む利害関係者の意見が、企業がESGで何をすべきかを決定する上ではるかに大きな役割を果たしているという。”(出典:NNA ASIA)
価値基準が変遷していく中で、如何に潮流を読み、ポジショニングをフィットさせていけるかという点になるでしょうか・・
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年11月16日分の掲載記事です。
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