ワラビーズ ネイサン・グレイ元アシスタントコーチ、サンウルブズへ
” スーパーラグビー(Super Rugby)に参戦するサンウルブズ(Sunwolves)に、オーストラリア代表でアシスタントコーチを務めたネイサン・グレイ(Nathan Grey)氏がテクニカルディレクターとして加わることが、2日に発表された。
グレイ氏は、ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)でテストマッチ35試合に出場した評価の高い指導者で、
豪代表のヘッドコーチ(HC)を辞任したマイケル・チェイカ(Michael Cheika)氏の下では守備コーチを務め、2020年からの代表の新体制ではハイパフォーマンスコーチ・アドバイザーを務める。
その中でグレイ氏はさらに、W杯(Rugby World Cup 2019)の成功を次につなげることを目指す日本ラグビーフットボール協会(JRFU)にも協力し、サンウルブズで大久保直弥(Naoya Okubo)HCをサポートするという異例の契約を結んだ。
オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)のスコット・ジョンソン(Scott Johnson)ディレクターは、「JRFUと話し合いを行い、
彼らが成長を続けるのにサポートを必要としているということで、サンウルブズでのネイサンの役割が決まった」「JRFUとの関係は非常に光栄。
ビジネス全体、とりわけ高いパフィーマンスという目標達成を目指し、新たな協力の方法を模索している」と話した。
スーパーラグビーで低迷が続くサンウルブズは、リーグが現在の15チームで行うカンファレンス制から14チーム総当たり方式に変わることを受け、2020年シーズン限りで大会から除外される。
しかし日本代表がW杯でベスト8入りを果たしたことで、決定を見直してもいいのではないかという声も一部から出ている。
グレイ氏は「サンウルブズには、非常に才能豊かで学習意欲も旺盛な選手がそろっている。東京にいるコーチングスタッフも同様だ」
「今回のW杯で誰もが目にした通り、日本には大きな能力と伸びしろがあるし、全力で発展の手助けをしたい」とコメントした。”(出典:AFPBB News via Yahoo!ニュース)
日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチをはじめ国内でオールブラックス出身者が重用されている中、ワラビーズ で実践されたノウハウ、スキルが、どのようにサンウルブズに落とし込まれていくのか注目です。