一般によく知られないのは、生産の大部分は工業用のもので宝石用が非常に少ないからである。（これに対し、南アフリカ共和国は宝石用がたいへん多い。）

ダイヤモンドは以前から少量は生産されていたが、1979年 西オーストラリア州州の北部で一大鉱床が発見され、1985年ごろより世界最大の輸出国になった。

ちなみに、世界の主な生産国と世界の生産量に対する比率を挙げると次のようになる。

オーストラリア 36%
ボツワナ 27%
旧 ソビエト連邦 16%
南アフリカ共和国 8%
ザイール 6%

オーストラリアは宝石・貴石の宝庫で、その内オパールがよく知られているが、サファイアの生産も世界一である。”（『オーストラリア英語辞典』p93-94）

ご多分に漏れず？、私もオーストラリアの宝石というとオパールのイメージで、ダイヤモンドのイメージは有りませんでした。

また、宝石に工業用と宝石用があることを学んだような気がしますが、レアメタルといい、地中に様々な鉱物資源が埋まっているのも、オーストラリアの底力ですね。