(2020年)10月小売売上が急回復
” 豪政府統計局(ABS)が4日に発表した、10月の小売売上高(季節調整値)は295億5,230万豪ドル(約2兆2,858億円)と、前月比1.4%増加した。
新型コロナウイルス関連の規制緩和によりビクトリア(VIC)州での支出が大幅に増加し、前月の1.5%の落ち込みから一気に回復した。
11月は米国発祥の世界最大規模の商戦「ブラックフライデー」によりさらに増加する見通しだ。前年同期比では7.1%増となった。
項目別(前月比)では、◆衣服・靴・アクセサリー:21億230万豪ドル(6.8%増)◆デパート:15億6,070万豪ドル(4.5%増)◆その他:43億6,530万豪ドル(2%増)◆カフェ・レストラン・持ち帰り食品サービス:34億8,660万豪ドル(5.4%増)◆食品:127億1,440万豪ドル(0.1%減)◆家庭用品:53億2,300万豪ドル(1%減)――だった。
■VICが急増、全体をけん引
地域別(前月比)では、VIC州が67億6,870万豪ドルで5.1%増と大きく伸び、全体をけん引した。
ほかに、◆西オーストラリア州:33億8,970万豪ドル(1%増)◆南オーストラリア州:19億6,350万豪ドル(0.6%増)◆ニューサウスウェールズ州:96億6,850万豪ドル(0.7%増)――と増加した。
一方減少したのは、◆タスマニア州:6億3,270万豪ドル(1.4%減)◆北部準州(NT):2億9,850万豪ドル(0.6%減)◆クイーンズランド州:62億5,090万豪ドル(0.5%減)◆首都圏特別区(ACT):5億7,970万豪ドル(0.1%減)――となった。
■勢いは継続へ
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストは「景況感や消費者マインドが予想以上に早く回復していることから、成長の勢いはしばらく継続するだろう」と予想した。”(出典:NNA ASIA)
明暗分かれた形となったのは少し意外な感じもしましたが、ブラックフライデーを口火にしたクリスマス商戦で全国的な伸びとなりますか・・
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年12月8日分の掲載記事です。
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