下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」12月13日付の記事を転記したものです。
オーストラリアの飲料市場 ②
” キリンホールディングスのIR室によると、キリンの海外での売上高は全体の27%を占め、豪州がその大半を占めている。
豪州での営業利益は今、500~600億円だが、12年度には日本国内での酒類の営業利益(年800~900億円)に匹敵する規模にしていく考えという。これは、キリンにとって、豪州が日本に次ぐ第2の収益源ということだ。
日本のビールや飲料品市場は伸び悩んでおり、「日本にいても成長がないのは明らかだ。その点、豪州は人口が安定的に伸びており、良質の商品を求める消費者が多く、安定して収益が期待できる国だ」という。
しかも、豪州産の食品に対する日本の消費者の印象は良く、キリンはライオンネイサンから豪州ワインを日本に輸入販売している。
また、デアリーファーマーズのチーズ、ヨーグルトなど乳製品はマレーシア、シンガポールなど東南アジア市場にも輸出している。”(朝日新聞グローブ)
記事以降の状況をと、キリンホールディングスのIR情報にアクセスしたところ、2014年度の海外綜合飲料事業が全体に占める割合、31.6%。
国別等の詳細は掴めていませんが、2013年度が同30.4%であったことから海外事業全体は伸長傾向にありますね。