ワラビーズ マイケル・チェイカHC、権限を縮小し留任
” オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)は16日、解任へ向けた重圧が高まっていたマイケル・チェイカ(Michael Cheika)ヘッドコーチ(HC)の留任を発表した。
ただしチェイカHCは、新たに就任するディレクターの直属となり、権限は縮小される。
2018年はテストマッチ13試合で4勝と、ここ数十年で最低の成績に終わったワラビーズ(オーストラリア代表)は、
19年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)前に低迷に歯止めをかけようと、体制の全面的な見直しを行った。
チェイカHCは今後、スコットランド代表でディレクターを務め、今回引き抜かれたスコット・ジョンソン(Scott Johnson)氏、そして外部関係者の3人からなるパネルの一員として働くことになる。
チェイカHCの進退については国内でも意見が二分されており、
元代表のスター選手であるマット・バーク(Matt Burke)氏が指揮官の立場を「擁護できない」と発言し、
幻滅したファンからの批判も高まる一方で、チェイカHCが最適だと続投を支持する声もあった。
しかし結果が出ず、世界ランキングが6位に下降する中でも指揮官への信頼を貫いていたレイリーン・キャッスル(Raelene Castle)最高経営責任者(CEO)は、続投を決断。同様に刷新が求められていたコーチングスタッフもひとまずは留任が決まった。
キャッスルCEOは「われわれは、マイケルこそがW杯でワラビーズを率いるのにふさわしい人物だと自信を持っている。
またスコット・ジョンソンの就任によって、マイケルとコーチ陣の日本大会に向けた準備がやりやすくなるはずだ」と話した。
新ディレクターについては、「スコット・ジョンソンは代表ラグビーの世界でここ10年以上にわたり確固たる評価を築いてきた人物で、
彼がディレクターに就任してから、スコットランド代表は過去最高の世界5位に順位を上げた時期もある」とコメント。
ジョンソン氏はフィールド外のプログラムの運営を担当し、HCは「一番の得意分野、つまりチームの指揮に集中する」という。
チェイカHC本人は「オーストラリアのラグビーにとって素晴らしい動きだし、長期的には、この国のラグビーにとってこれがベストな構造だといずれ証明されるはずだ」
「スコットと一緒に働くことを楽しみにしているし、国民が誇りに思えるようなラグビーをお見せして、この仕事を完遂したい」とコメントした。”(出典:AFPBB NEWS)
先週記事にしていた国内世論👇
を受けたのか、当初から予定されていた動きなのか、さたかではありませんが、
Wallabies:ワラビーズのこのところの良からぬ流れを反転させるきっかけとなりますよう。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年12月18日分の掲載記事です。
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