クリスマス期売上高 2018
” オーストラリアのクリスマスシーズンの小売売上高が、今年は前年並みにとどまる見通しだ。
投資銀マッコーリー・グループの資産管理部門、マッコーリー・ウェルス・マネジメントが実施したアンケート調査でこうした結果が出た。
国内主要都市の住宅価格の下落が影を落としている。ただ、業界団体オーストラリア小売業協会(ARA)は、21~25日の売上高は前年同期比2.9%増になると強気の姿勢をみせている。地元各紙が伝えた。
クリスマスの支出額に関するマッコーリーの調査では、「昨年並み」が61%と最も多かった。
「昨年以上」は21%に上ったものの、「昨年以下」の18%と拮抗(きっこう)している。
その上で、「消費者の雰囲気は明るいが、最近の住宅価格の動向が懸念材料」と結論付けた。
一方、今年は実店舗よりもオンラインでの購入額が増える見通しだ。中でも、衣類や家電製品、娯楽用品・ゲーム・おもちゃなどがよく売れると予想されている。
このほか、今年は食品とアルコール類もネットで注文し、配達を受ける人たちが多くなりそうだ。
こうしたなか、マッコーリーは今シーズンの「勝ち組」小売りチェーンとして、
Kマートなどを傘下に置く複合企業のウェスファーマーズ、コールズ、家電量販店JBハイファイの3社を挙げた。いずれも投資判断を「アウトパフォーム」としている。
■150億$の売り上げに
ARAは、クリスマス商戦に入って当初は客足が伸びなかったものの、21~25日の小売業界の売上高は総額150億豪ドル(約1兆2,013億円)に上ると予測している。”(出典:NNA ASIA)
経済カテゴリーの中で、ときに小売に対する懸念が示されますが、年間商戦の最盛期の動きとしては、最後のひと伸びに期待が込められながら、憂慮される事態は回避出来そうですね。
オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年12月24日分の掲載記事です。
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