オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:人口減少、低金利等から日本化の懸念

人口減少、低金利等から日本化の懸念

” 人口減少とマイナスに近い低金利、限定的な経済改革を背景に、オーストラリアが日本のような長期のデフレと低成長に陥るリスクがある――。エコノミストらが指摘している。22日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

元財務相で、現在は政府系年金ファンドのフューチャー・ファンドと民放ナイン・エンターテインメントの会長を務めるピーター・コステロ氏は「われわれはまだ日本と同じ状況にはないが、近づきつつある」とし、

経済改革と人口増加が達成できない場合、オーストラリアは日本と同様の経済不振に陥る可能性があると述べた。

コステロ氏は、日本が比べようのない人口減少を経験し、それが経済衰退につながったと説明。経済成長は常に「人口の増加(Population)」と「労働参加率の上昇(Participation)」、「生産性の向上(Productivity)」の3つの「P」に裏付けられていると指摘し、

オーストラリアの人口が減少に向かう中、残りのPのうち少なくとも1つが引き上げられなければならないとした。

同氏はまた、「生産性がすべてではない」とする一方で、「長期的にはほとんどすべてだ」と述べている。

金融シティのチーフエコノミストのジョシュ・ウィリアムソン氏は、オーストラリアが「日本化」の差し迫ったリスクにさらされているとは思わないと述べた上で、

現実的に経済成長率と金利は低いとし、大規模な改革がなければどういう結果になるだろうかと疑問を投げ掛けている。”(出典:NNA ASIA

当面の人口増加が国家計画の礎となっていたオーストラリアにとっては、想定外の事態で軌道修正を含む舵取りに焦点が合わせられることになるでしょうが、どのようにヴィジョンを描きますか・・

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上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年12月26日分の掲載記事です。

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