オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2016年の10大ニュース by NNA ASIA

2016年の10大ニュース by NNA ASIA

” 今年のオーストラリアは、政治面でも経済面でも、当初の国民からの高い支持率を誇っていたターンブル政権が徐々に色あせていくのを垣間見た年だった。

総選挙では辛うじて勝利したものの、手こぎで進む船のように政策が進まなかった。

景況感は低調なままで政策金利を上げられない中、不動産価格だけが国民の手が届かない水準まで上昇を続けた。

第3四半期の国内総生産(GDP)成長率が、5年半ぶりのマイナス成長となり、2党間支持率でもついに最大野党の労働党に逆転されたことが象徴的と言えるだろう。

10大ニュースとしては、日本が逃した魚はあまりに大きいという意味で、新型潜水艦入札での日本落選を今年の1位とした。

環太平洋連携協定(TPP)が絶望的とされる中で、米トランプ大統領就任後の世界で、日豪がどう協調していくのか、来年は特に先行きが見えない混迷した年になりそうだ。

【オーストラリアの10大ニュース】

【第1位】豪の新型潜水艦、日本落選

【第2位】総選挙、保守連合辛勝も新旧首相対立

【第3位】GDP、5年半ぶりのマイナス成長

【第4位】過去最低金利続く、7年ぶりデフレも

【第5位】資源相場復調、関連企業に追い風

【第6位】ディックSやアリウム、業界老舗が破綻

【第7位】SA州で大停電、エネルギー政策論議に

【第8位】中国のインフラ投資に波紋、警戒解けず

【第9位】住宅価格が上昇の一途、政府が介入

【第10位】TPPを絶望視、豪は代替FTA模索 “(出典:NNA.ASIAから抜粋

ツーリストなど短期滞在先としてオーストラリアを捉える場合、大きな影響が想定される項目は見当たりませんが

ビジネス、移住といった中長期の視点で捉えると、影響度が大きい、或いは計りかねる項目が並んでいるように思います。

特に経済分野等で何か小骨が刺さったかのすっきりしない感じの正体が気になる私の(オーストラリアと)2016年でしたが、

皆さんは如何お感じになられているでしょうか。

日豪を相対で捉える見方もあれば、どうしてもトランプ大統領就任後の世界、それぞれのバランスされる地点が気になるところでもあります。

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所」の12月29日掲載分の記事です。

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