4月5日に、こちらで初めてメジャーリーグ ベースボールMLB のスーパースター Bryce Harper:ブライス・ハーパーに関する記事 ⤵︎ を書いて
そこに16歳から23歳に至るまでの伝説について触れましたが、その後も「ちょこちょこ前代未聞的な話題が出てくるなぁー」と。
前回は ⤵︎ アンダーアーマー社との史上最長のスポンサー契約でしたが・・
今回は「1試合で0打数7出塁(6四球、1死球)」で、100年以上の歴史を持つMLBで初となる記録であったそうで・・。
シーズン序盤から過度に警戒される迫力
日本では、讀賣ジャイアンツ、New York Yankees:ニューヨーク・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜元選手が
星陵高校時代に出場した(第74回)全国高等学校野球選手権大会で5打席連続敬遠というのが
今も強烈に野球ファンの脳裏に刻まれています。こちらは敗者復活のないトーナメント制で開催されていた大会ゆえ、
1回の過ちが取り返しのつかない結果を招いてしまうことから、賛否分かれるところではありますが、作戦の背景は理解出来るところです。
方や、ブライス・ハーパーの7出塁は、レギュラーシーズンが、まだ始まって1ヶ月程度の序盤戦で
対戦相手のChicago Cubs:シカゴ・カブスと(ナショナル・)リーグの最高勝率を争っていた事情はあるようですが
長いシーズンの中で切羽詰まった状況ではなかった、といえる中から生まれた記録で、
ブライス・ハーパーが、如何に対戦相手から警戒されているバッターであるかの証左となるエピソードといえるでしょう。
WSH@CHC: Harper on base all seven times vs. Cubs
力のぶつかり合いか、チームの勝利か・・
結果として、この作戦が奏功して、相手チームのシカゴ・カブスは延長戦の末、勝利。
しかも、このカードは4連戦で行われたそうですが、ブライス・ハーパーに回ってきた19打席中14四死球を与えたそうで、
その作戦は徹底され、何れの試合も勝利をもぎ取ったとの事。
MLBというと、イメージとしては力と力のぶつかり合いの真剣勝負といった先入観があり、
実際、議論を呼んでいるようではありますが、
シカゴ・カブスに肩入れしている私が、記録が生まれた WRIGLEY FIELD:リグレー・フィールドに居たとしたら
「勝ったは良いが、・・・(固唾を呑む勝負を見たかった)」という心情にはなったろうと思います。
期待膨らむ伝説のつづき
リーグは同じでも所属する地区が異なることから、レギュラーシーズンでの対戦は6月の3試合のみということで
当面は、その時も同様の作戦が取られるのか(否か)?といったところが注目です。
ただ、「ハーパーを歩かせろ」が他チームにも波及していく可能性もあり
この作戦が奏功した影響が、ブライス・ハーパーに箔をつける面もありますが、
通常の状況で、どの程度の数字が年間で叩き出されるか?といったファンの好奇心と異なる方に主眼が行ってしまっては・・ と懸念されるところもあります。
話題に事欠かない状況で期待は膨らみますが、作戦の取られ方にも注目しつつ、今後の活躍を楽しみにフォローしていきたいと思います。