週末北欧部 chikaさんの『マイフィンランドルーティン100』を読了。
Twitterでサイン本に初版本が飛ぶように無くなって様子を知り、その熱に便乗し、
抽選会を経て手元に引き寄せていた一冊。
並々ならぬフィンランド愛
本書は、
” 12年以上フィンランドに通っていると、友人たちに「フィンランドのおすすめを教えて」と聞かれることが増えてきた。
どうやら、北欧好きをこじらせてフィンランドで暮らすにはどうすればいいかを考えた結果
「寿司職人を目指そう」と本気で修行を始めた私を見て「フィンランドには、人を虜にするすごいものがあるらしい・・・」と、友人たちも期待を抱いたようだ。”(p4)
という著者のchikaさんが、
“「チケットを取る」 ●フィンエアーのフライトは、着く前から北欧気分が増えて楽しい “(p6)
ところから
Part 1 食べる
Part 2 飲む
Part 3 楽しむ
Part 4 買う
の項目立てに沿って、(chikaさんの)オススメ、フィンランドに行ったら「これをやっている(=ルーティン)」が、100紹介されています。
フィンランドのメタルフェスティバルで騒ぐのが好きだ(p136-137)
の件に親近感を覚えたり ^^
“「フィンランド人の香り」の正体が洗濯用洗剤の香りだと気づきその洗剤も買って帰った・・・”(p201)
や
” フィンランド人の家に行くと必ず家族から譲り受けた食器がある
何十年を飽きのこない北欧デザインとその家で長年愛された食器には何ともいえない味がある
そんな北欧の「世代」を超えてものを大切にする」文化に感動した私は26歳の時に北欧ヴィンテージ食器のバイヤーになることにした “(p188)
といった記載に、並々ならぬ🇫🇮フィンランド愛を感じたり ^〜^/
気づけば感じるフィンランドの親和性
私(わたし)的フィンランド体験は、かつてブルーラグーン目当てにアイスランド旅行をした際の経由地でヘルシンキ空港に往路と復路立ち寄った程度で限りなくゼロに近い状況で、
北欧のイメージは渡航歴のあるデンマークや(ロックや映画の影響で)何となく気になるスウェーデンに傾いていましたが
本書を通じて、例えば日本で流行していると思わしきサウナなど意外とフィンランド的なもの(ex. Marimekko)が日本に浸透していることを実感。
巻末「おわりに」の
“「たとえ万人に受けるものではなくても、自分が本当に好きなものを大事にすることはこんなにもステキなことなんだ」と、フィンランドのみんなに教えてもらった。”(p222)
の一文にも多分に共感させられ、片道9時間半の空路だそうですが、親和性というのか世の中的に個人的にもフィンランドとの距離が近しくなっていくような予感めいたものを読後感じました。