土曜日の夜、(2022年4月)月初に開催された本屋B&Bのオンライントークイベント
「エリイ x 小泉今日子「記憶を綴ること」『はい、こんにちは — Chim↑Pomエリイの生活と意見』『黄色いマンション 黒い猫』刊行&文庫化記念」を見逃し配信で視聴。
開催日の一週間前の告知で、「おっ、こんなのあるんだ!」と
サイン本入手機会に即反応していた経緯。
文が世に出るまでのあれやこれや
Chim↑Pomエリイさんのことは本イベントで知ることになりましたが、Chim↑Pomはアーティスト集団で、
小泉今日子さんとは既に幾度も接点があった様子。
エリイさんの著書『はい、こんにちは — Chim↑Pomエリイの生活と意見』を読んだ小泉今日子さんは、
生きること、死ぬこと見方の何処かに共通点を見出させるなど「ひと言で言って面白かった」と。
一方、小泉今日子さんの『黄色いマンション 黒い猫』についてエリイさんは、「時間の流れが不思議」といった感想を持ち、同書はSWITCHでの連載を漏れなくまとめられたものだそうで
書くことについて計画性はなく、「さぁ、書こう」と腰を下ろした時点で思い浮かんだことを書いていったため、そのような感想を持つに繋がったのではないかと回答。
話しはお二人の書くことについての位置付けといったことに及びいざ書こうと思ってもさっぱり進まぬ時もあり、他のことをしたり、一旦寝たりして書けるようになる(お二人の)状況や
出だしが決まれば、いつの間にか出来ちゃった、というくらいに書き上がってしまうといった感覚がお二人に共通されていて、感性の共通点を軸に進められた2時間弱のトークイベントでした。
印象的であったのは、幼い頃によくされていたという小泉今日子さんの霊的体験に関して、見たものに対してではなく、どう感じたかが大事といったお話しに浅からぬ深みを。
文から感じされるさまざま、その裏側
普段、意識しておらずとも男性の書いた文章を読んでいる自分自身、時折り女性(最近では岸田奈美さんの軽妙なエッセイ↓)が書かれた文章を読むと
やはり感じ方、受け止めに差異を抱く時もありますが、いまもアイドルのイメージ眩しく、物書きのイメージが更であった小泉今日子さんの読んで感じる世界観、後日送付されてきた対象書籍への楽しみ膨らむ機会にもなりました。
当日の模様は『新潮』に掲載予定とのことで、ご興味お有りの方は、同誌発売で詳細を。