家の近所や職場の近くでビルの1階などで店舗区画を見ると「ここ何が出来るんだろう・・」と、
興味関心を持つ人は多いのではと思いますが、先日、よく通る道沿いに建てられていて、
半年ほど注目していた物件のテナントが判明!=コンビニ(エンスストア).-
「う〜ん、コンビニかぁー」と「やっぱりか」と予想は出来た展開ではあるものの、ちょっとがっかり。
というのも近隣に各社選り取りみどり相当数のコンビニの出店があり、今回、決まったテナントの既存店だけでも500m圏に少なくとも2店はあるといった状況。
*なお、使っている画像はイメージで用いており、特定の場所に関連付けた意図はありませんので、念のため。
身近で起きている危機・・
こういった状況(優良地の新規出店)、大概、コンビニかドラッグストアである場合が多い印象ですが
不動産オーナーからすると賃料負担力が他業種と比較して高めのコンビニ(一般的な日販50万円、対売上高賃料率9%、規模40坪=月額135万円/月坪賃料33,750円←なかなか払えない総額/単価)
且つ素性の分からない零細、個人よりも名のあるテナントにといった思惑があるものと思います。
地域生活者の視点からすると、同業態の店舗が近くでしのぎを削る状況は・・
昨今、SNSでコンビニ・オーナーの悲哀といった(上掲のような)記事する機会も少なく、身近でも進行している傾向に考えさせられるところでもあります。
個性的な店舗、街並みを求めて・・
かといって「どんなお店がいいだろう?」と待望する業種も例えば地元だとカフェの派生業態程度しか思い浮かばないのですが、
三浦展さんが一時、指摘されていた郊外のファスト風土化が界隈にも・・。
かつて耳にした話しでは、裏原宿では若いデザイナーを育てようと、界隈のオーナーが条件二の次で契約していたという話しに関心したことがありましたが、
自分が業界から離れたせいもあり、なかなか最近ではそう言った話しも聞かなくなりました。
吉祥寺、下北沢、自由が丘といった独特の雰囲気、街並みに長く人気が集まるのも、よく分かる気がします。
地元固有のテナント、挑戦的な業態の出現に、そこに夢を乗せる不動産オーナー・・ 新たなシーンが創造されていく事を願って。