「来るなぁ〜」といった感じで、続々と来日するラグビー界のスタープレイヤーたちで、
先月(6月)は日本代表と対戦すべくスコットランド代表であったり、
先月末(6月)に日本に来て、オーストラリア代表 Wallabies:ワラビーズの主力選手が在籍し、7月にサンウルブズと対戦したスーパーラグビーのWaratahs:ワラタス。
そして今回、極めつけといった感じで世界王者ニュージーランド代表 ALL BLACKS:オールブラックスの司令塔にして
ワールドラグビー年間最優秀選手賞に輝くこと3度(2005, 2012, 2015)のDan Carter:ダン・カーター。
九州〜東北〜東京を駆け巡った3日間
ダン・カーターの場合、ゲームに出場するためではなく、東日本大震災と熊本地震のチャリティーを目的として
近郊なり、現場を訪ねて、講演やラグビークリニックやチャリティディナーを開催するという内容。
その行程を見ると、金曜日( 15日)成田空港に到着して・・
翌日(初日)は福岡・・
その翌日(二日目)は岩手県釜石市 & 八幡平市・・
そして翌日(三日目)は朝から東京のイベントに、
夜はチャリティディナーと、日本人でも相当な負荷のかかる旅程ですが、
短時間で被災した地域の方々やその方々のために出来る限りのことをやっていってくれたようです。
託された思いが、ラグビーワールドカップ2019へ
海外の一流選手の場合、その影響力もあり、チャリティ活動に熱心で、
MLB(ロベルト・クレメンテ賞)やNFL(ウォルター・ペイトン賞)など、団体によって最も社会活動に貢献したアスリートを表彰する制度も整備されていますが、
今回のダン・カーターの出発地、所属先 Racing 92:ラシン92が本拠を置くフランスはパリから弾丸といった感じで三日間、
主として報道を通じての印象となりますが、その献身的な姿勢には頭が下がる思いでした。
現在、フランスでのプレーとなっているため、現行の規則ではニュージーランド国外でプレーしている選手はオールブラックスの選考対象外となること、
もとよりオールブラックスからの引退を公にしており、日本開催となるワールドカップ 2019では、選手とは違った形での交わりとなりかもしれませんが・・
今回の来日では、特に子ども、学生との接触が多かった様子で、直接的であれ間接的であれ、イベントを通して伝わったであろうダン・カーターの心意気が、ワールドカップ2019で花開くであろうことを楽しみにしたいと思います。