David Bowie、マイ・ブームにつき。今ごろになって気付いたスーパースターの本領 Part 2

 

先ごろ(1月20日)にFacebookページ :FAME of David Bowie に(David Bowieの)デビュー・アルバム(全音源)をリンクして以来、

キャリアを振り返っていく形、1日1作のペースでアルバム音源をリンク貼りしていき、昨日、最新作の “The Next Day” に到達。

スタジオ・アルバムだけで26作(別途、ライヴ盤、ベスト盤などのコンピレーション作)、

これを始めた経緯は前回の投稿に記載の通り。

前回 >> DAVID BOWIE、マイ・ブームにつき。今ごろになって気付いたスーパースターの本領 <<

その時が 、1983年リリースの”LET’S DANCE”までであったので、それ以降のアルバムを聴けた範囲で、印象に残った曲をピックアップ。

時代によってアプローチを変貌させるクリエイティヴィティ

まず、1984年リリースの”TONIGHT”が「いかにも80’sー!!」といった感じで聞き応え良かったですが、

その中でラストを飾る下記曲のスケール感伝わるプロダクションが気に入りました。

“Dancing with the Big Boys”(Extended Vocal Mix) (1984)

続いて、1995年の”OUTSIDE”。一つのスタイルに固執せず、サウンドも時代と共に変貌してきたのがDavid Bowieと思いますが、

本作ではインダストリアル なアプローチが取られ、その分野をリードしていた NINE INCH NAILS(NIN)とのコラボレーションなど

進化に対する貪欲さが感じられて、この姿勢が「 David Bowieを唯一無二の孤高性をたらしめんとしている」ところだなと。

“Hearts Filthy Lesson”は曲名頭に入っていなかったながらも、メロディに聴き覚えがあり、

プロモーションビデオとして描かれた世界観のカッコ良さに、今更ながらに燦然としたスター性を感じました。

“Hearts Filthy Lesson” (1995)

更に、NINとのライヴでのジョイントのただならぬ存在感(下記)、やはりスーパースターですね。

David Bowie + NINE INCH NAILS “Heart’s Filthy Lesson ” Live at Desert Sky Pavillon

bowieNIN
上記映像とは別公演(と思われます)

その後もスタイルに固執せず、創作面で革新を続けていく姿勢がアルバムを通じて伝わってきましたが

2000年代の中頃に差し掛かり、表舞台から遠去かり、突然の如くシーンにカムバックを遂げた

最新作 “The Next Day”で見せた肩肘から力抜けたかの自然体が伝わるアプローチも印象的でした。

“Dancing Out In The Space” (2013)

“The Next Day”に関するツアーは無く、再びファンの前にどのような形で姿を表してくれるのか(くれないのか)、さたかではりませんが

アートとロックを掛け合わせ、これだけのスター性を示せる稀少なアーティストであるだけに、

また、何かファンを驚かせてくれるのでは!?と、キャリアを振り返ってきた中で胸を鼓動させられます。

 


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