終盤に突入のジョン・ディマティーニ博士の著作『成功のタイムリミット』読了後のおさらい編。
11回目となる今回は、詳細の法則、学びの法則、統合の法則、三編からの各抜粋です。
詳細の法則
” 私は、旅をしながら世界中の人に教えていますが、生徒たちが夢や目標を書いているのを見ていると、たいていの場合、詳細になっていません。
「もっとたくさんお金が欲しい」といった、漠然とした目標を書く生徒もいます。
このような、ぼんやりとした目標は、達成するのにほとんど役に立ちません。言葉が曖昧すぎるのです。
もし、あなたが人生において成し遂げたい何かがあるならば、ビジョンの本質を特定する必要があります。
もし、本当にその夢を実現させたいのならば、まずは全体像を把握して、視覚的に思い描き、１つひとつを詳細に書きだしてください。
ですから、セミナーの私の生徒たちが目標を書くときには、私は彼らのそばを離れずに、多くの情報を出してもらいます。
彼らが、車を欲しいと言うと、私はこう質問します。
「何色のインテリアがいいのですか？どれぐらいの速さで走りますか？どんな見た目でしょうか？どのブランドの車ですか？」
情報を出せば出すほど、彼らの見事な創造性が現実に現れてくるのです。
詳細を制する者が、創造のマスターとなるのです。
人生において、あなたに深い感銘を与えることに向かって進み、詳細を思い描き、書き出し、記憶にとどめてください。
「詳細の法則」は、あなたの人生を最高傑作にする秘訣です。”（p218-220）
学びの法則
” あなたは、人生のどの領域を学び、マスターしたいでしょうか。どんな分野であれ、専門家になるには努力が必要ですが、
あなたは1日に3時間学ぶと、たった数年でその分野の専門家になれることをご存知でしょうか？
たとえば、あなたが1日に30分ずつ学んだ場合には、7年でその分野の中でもずば抜けることができるでしょう。
もし、1日に1時間学んだ場合には、4年ほどでずば抜けるでしょう。さらに、1日に2時間学んだ場合には、2年半から3年でずば抜けるでしょう。そして、1日に3時間学んだ場合には、2年以内にずば抜けるでしょう。
もしかしたら、そんなことは自分には無理だ、と思う方もいるかもしれません。そこでとっておきの秘訣をお伝えします。
学ぶのにかける時間は、1日にわずか数分でもよいのです。
たしかに、伝統的な教育機関で学ぶより長くかかるかもしれませんが、ほんの数分でも毎日学べば、あなたは必ず、マスターの領域まで到達することができるのです。
1日に数時間学ぶことができれば、大きな変化が生まれます。たとえ数分だとしても、いつか、あなたもその分野の専門家になれます。”（p229-231）
本編267ページあるうちの「学びの法則」で229ページに到達 〜
統合の法則
” 私たちが、愛と感謝を経験するときには、脳の心臓の周期が同調し、統合された脳と心臓は活発に働きはじめます。
このとき、私たちの意思の力は最大となり、創造力があふれだすのです。
あなたがハートに愛をもち、マインドが均衡を保っているときには、左脳と右脳が統合され、2つの脳がみごとに連携するようになります。
ハートの直感と脳の理性が１つになり、あなたは一貫性をもち、中心にいることができるのです。
あなたは、愛と感謝と統合の中にいるので、感情を揺さぶられたり、動揺することもありません。
どのような環境におかれても、安定して、さまざまな状況に適応することができます。
あなたの意思は不動のものとなり、たとえどんな障害が立ちふさがったとしても、目標を達成することができるのです。
愛と感謝は、もっともすばらしいあり方です。何年も前のことですが、私は自分に問いかけました。
「愛と感謝の境地に達する、隠された秘密はなんだろうか？」
それは、横道にそれたり、動揺したり、感情的になったりせずに、バランスがとれた見方をもつことではないかと気がつきました。
さらに、バランスの境地に到達すると、インスピレーションにつながり、中心にいられることに気づいたのです。
「統合の法則」の秘密は、あなたのミッションと目的に集中しつづけることです。
「いま、ここ」で人生と、あなたがしていることにインスピレーションを感じることです。
感謝は、あなたが手にしているものに対して、ありのままの真価を認めたときに起きる自然な状態です。
そして、あなたが感謝するとき、さらに感謝できることが、あなたの人生に新たに訪れるのです。
恐れと罪悪感が、あなたの意欲を挫きますが、あなたが統合されているときには、愛と感謝を手にすることになります。
愛と感謝の中にいるとき、あなたはとてもパワフルです。あなたは人々を引き寄せ、たくさんの機会に出会うでしょう。
「統合の法則」は、充実したすばらしい人生のために欠かせません。「統合の法則」を受け入れて、感謝し、愛に満ちた人生を送りましょう。”（p232-234）
あるべき姿を肝に銘じる
3つ目の統合の法則は、本書の総括的法則とも言えると思います。多くのことは覚えられずとも、
愛を感じ、絶えず「ありがとう」を発せる、伝えられる状態に自分がいるか、
インスピレーション（閃き）を得られているか、１つ確認出来ることがあれば良い習慣を身に付けている、と言えるでしょう。
更に他の法則が頭に入っていれば、日々の状態を高めていくことが出来ますね。
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