ジョン・ディマティーニ博士の著作『成功のタイムリミット』読了後のおさらい編の続きで第6弾.-
今回は:大いなる理由の原則、交流の原則、自己実現の原則、の三編で、何れも各編からの抜粋です。
大いなる理由の法則
” あなたは夢に生きるとき、あなた個人の問題を超えた、大いなる理由をもってください。
自分の現在の環境を超えて、試練を喜んで受け入れる存在になってください。
あなたの理由が大きくなるに従い、あなたの潜在的な資産も大きくなります。
人々はあなたを手伝いたくなり、あなたの夢の一部に参加したくなり、あなたの夢に投資したくなるでしょう。
もちろん、あなたはすでにもっている資産についても同じ原則が働きます。
「大いなる理由の法則」を実践していくことは、あなたをより大きな存在へと導きます。
大いなる理由をなくして、偉大な結果を残している人はいないことに気がつくでしょう。
さあ、あなた個人を超えて、大いなる理由をもつ偉大な計画を立てましょう!” (p88-89)
大きな理由を持つことの重要性は、かつてグループコンサルティングでミリオネア・コンサルタントの鳥居祐一さんであったり
数多の講演を集めたTEDの中でも屈指の評価を得ているサイモン・シネックの
▪️サイモン・シネック『優れたリーダーはどうやって行動を促すか』
『WHYから始めよ!』のメッセージとも重なる内容で
事の本質に触れた法則といえるでしょう。
交流の原則
” 誰と交流するかによって、あなたの人生は大きく変わります。
さっそく、あなたが会いたいと思う、あなたの精神性を目覚めさせてくれるであろう哲学者や、スピリチュアルリーダーのリストをつくりましょう。
実際に会いに行き、交流する機会をもちましょう。あなたの時間を、人生を、そうした賢明な人々と過ごすようにしてください。
もしかしたら、あなたにはいま、彼らに会いにいけるだけのお金がないかもしれません。
しかし、いまはインターネットがあります。インターネットや本で、彼らの教えや人生を学ぶことができるでしょう。
直接でも、間接にでも、彼らと関わっていきましょう。彼らは、あなたの精神性を大きく開いてくれるでしょう。
マインドが偉大な教えで満たされれば満たされるほど、あなたは精神のマスターになるのです。
もっともすばらしい行動は、あなた自身の魂に導かれることだとご存知ですか?覚えておいてください。
もっともすばらしい教師、もっとも賢明なるグルは、究極、あなた自身の魂です。
あなたが感謝にあふれ、ハートを開き、「交流の法則」を実践していけば、あなたの内にある偉大なメンターが目を覚まし、
人生は大いなる知恵を祝福に満ちたものになるでしょう。” (p96-98)
スピリチュアルリーダーと出てくると、身構えてしまうようなところもありますが、
昔、よく行っていた床屋で「一日幸せで居たければ、朝、床屋に行きなさい」(更に、一週間:車・・、一ヶ月:結婚・・)なるイギリスの諺を見た覚えがあり
私の経験則からは「一日幸せで居たければ、会いたい人に会いにいってみましょう」という事はお勧めできる習慣です。
相手方、タイミング等で、上手くいく行かないはありますが、上手くいった時の達成感、充実感たるや爽快なものです。
自己実現の原則
” 私(ジョン・F・ディマティーニ)が子どものころのことです。隣に住むグラブス夫人が、毎日庭で草むしりをしている私に教えてくれた、価値ある教えがあります。
「花を植えなければ、ずっと雑草をむしるだけになるわよ」
これは、私たちのマインドの中を表す偉大なたとえです。あなたの自己実現は、考えることを管理することによって左右されます。
鮮明で明確な人生設計(花)をマインドの中に植えることができたら、あなたの現実世界に反映されるのです。
鮮明なイメージを保ちつづけ、すでにそれが実現している感覚をあなたの内なる世界で感じつづければ、外の世界に創造されていくでしょう。
あなたの現実世界でのすばらしい生活は、まず、内なる世界につくりだされます。
このとき、肯定的な面も、否定的な面も、両方がフィードバックとして存在します。
たとえば、ロケットが飛び立つときには、90%以上のエネルギーが、フィードバックと軌道修正に使われます。
あなたの人生も同じように、内なるアイデアを外の世界で現実化するためには、たくさんのフィードバックと軌道修正のエネルギーを必要とします。
あなたの人生に試練があろうが支援があろうが、あなたが夢を実現するために必要な出来事が起きているということを知っておいてください。
すべては、あなたの夢の実現のために起きているのです。”(p99-100)
今まで数回、認知哲学の分野で権威とされる山本雄一郎先生に、
教わった根幹的な事で「脳は現実と現実でないことを区別出来ない」というのがあります。
例えばホラー映画を見て恐怖を感じることは、脳がそれを我が身に起こっている現実の事として捉えているわけですが
同じ要領で、しっかり自分が望む世界を脳の世界で現実として捉えるまで鮮明に描くことが出来れば
それが現実になっていくという事だと解釈しています。これは前回、引用した神田昌典さんが言う
ストーリーを創ると、現実がそのストーリーに引き寄せられてくる、といった循環と同じ事で、人によって表現方法が異なるだけですね。
今回は間隔を置かずに続編に着手します。