緊急事態宣言が明けても、東京都内では程なく警戒が呼びかけられる東京アラートが発せられる
間隙を縫って、映画『Fukushima 50』を鑑賞。
もともと(2020年)2月に参加した安田成美さんのサイン会に参加した際、ご本人から本作への言及(=オススメ)があり
やがて、原作(『死の淵を見た男』)が門田隆将さんであることを承知し、(作品の)粗すじを知るに至り、「これは観に行かねば」と決意。
ただ時間経過とともに、映画館での鑑賞が懸念される状況となり、やがて営業自粛を余儀なくされ、
4、5月の一部期間は、オンラインで鑑賞出来るチャンスもありましたが、「なるべくなら大きなスクリーンで観たいな」と。
足を運んだ映画館は、数百名の収容人員のところ僅か5名という(それぞれ離れた場所の席であったため)殆ど貸切り状態。
これほどまでに感情に訴えかけられる作品も、なかなか脳裏に浮かび上がってこないほど迫り来るシーン多々。
あの時(東日本大震災直後)、福島第一原発で起きていたことを知るにつれ
映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)予告編
胸にグッと込み上げてくるものに、うるっとさせられるシーンに・・
主役を担った渡辺謙さんに、佐藤浩市さんをはじめキャスティングも力強く、スクリーンから発せられるメッセージがぶっさぶっさと突き刺さってくることに。
日本人が心に留めておくべき311の舞台裏
原作者の門田隆将さんが、「日本は福島の人たちに救われたんですよ」といった意の発言を出演されていたTV番組でされていましたが、
日本の未来を左右させてしまう事態に直面し、決死の覚悟で、土壇場で踏み留めてくれた方々の熱い生きざまに触れることの出来た作品でした。
安田成美さんから言われた
「絶対いい映画なんで観て下さい。」
とは、まさにその通りながら、今後、映画館が安定的に営業出来るか不透明な状況で、本作のロードショー期間にも影響してしまうことになりますが、一人でも多くの方々にと思わされた作品でもあります。