お笑いコンビ銀シャリ橋本直さんの初著者『細かいところが気になりすぎて』を読了。
サイン本入手機会を捉え、
購入していた経緯。
本書は、
” 漫才師のツッコミをしているから後天的に職業病として細かいところが気になるようになったのか、それとも先天的にそもそも細かいやつだったのか、今となっては自分でも謎ですが、とにかく言葉にしていなくても、日常的になにかしら気になってしまったことを脳内で即座にツッコんでしまっています。”(p1)
という橋本直さんの日常+半生記的な内容が盛り込まれたエッセイ集。なお、相方の鰻和弘さんは4コマ漫画も提供。
お笑い芸人さんのエッセィは手を伸ばしてきたカテゴリーですが、前半は馴染みづらい感じを抱きがちなところ本書も中ごろに差し掛かり次第に著者の感覚とフィットする感じとなり、
” 「お笑い芸人になりたい」とはつまり「自分は面白い人間だ」という自信と自覚があることを、諸手を挙げて宣言しているようなもの。
恥ずかしい、恥ずかしすぎる。養成所に一人で行く勇気などなく、お笑いが好きそうな友達の3人くらいには声をかけたと思う。”(p109)
人見知りで何ひとつ自らチャレンジせず超ネガティブと自己分析する橋本直さんが、高校3年になりお笑い芸人を志すようになったというライフストーリーがコミカルに語られた「僕とテレビとお笑い芸人」に、
” なぜ急に一人で旅に出たくなったかといえば、40歳をすぎ、自分の価値観はこのままでいいのかと考えることが増えていたからだ。コロナ禍もあいまって、そろそろ価値観のアップデートをしなければならない気がしたのだ。”(p156)
と意気揚々と向かった旅行記(「熱海一人旅」)など、画面を通じて抱いていた印象に変化をつけられる橋本直さんのキャラクターが伝わるような感覚を得て読み応えを覚えました ^^
既に卒業されましたが、(2024年)10月末購入の本書から「探偵!ナイトスクープ」に探偵として出演されているお笑い芸人の方々の著書入手が3冊続き、今回はその第一弾ということに。