先日、中間記↓をアップロードした
『あなたを成功に導く方法を伝授しよう』を読了。
後半で印象に残ったところを以下に抜粋すると・・
㉚ 心配にとらわれない
心配すると筋肉がこわばり、体に痛みが生じる。エネルギーがなくなる。・・心配・・
心配しても状況を改善することはできない。朗報を紹介しよう。心配事にとらわれないようにする方法があるのだ。
心配しながら過ごしている時間を減らすテクニックを紹介しよう。
① 心配事と闘わない
心配事と闘えば、最後には心配事がが勝つ。「抵抗すれば、それは長引く」という古い格言ととおりだ。
あなたは自分に対して「心配してはいけない」「心配事はやめるべきだ」と言ったことはないだろうか?
そうすることで、あなたは落ち着いただろうか?答えはおそらくノーだ。心配事に抵抗すれば、それは長引いたはずだ。
② 心配は自分の選択であることに気づく
心配を選択と見なす時、心配事に費やす時間を減らす重要な一歩を踏み出すことができる。
「他に選択肢があるのに、なぜ心配することを選ぶ必要があるのか?」と思えるようになるだろう。
心配は選択であると気づかなかったのは、心配することが長年の習慣になっていたからだ。
なんらかの刺激に対して心配するように心の姿勢を設定していたのが原因である。
幸い、より建設的に考えるようにすることによって新しい習慣を確立することができる。
③ 心をきれいにする
心配と緊張を軽減して心の平和をもたらす規律がいくつかある。瞑想や祈り、運動などがそうだ。
瞑想は心配を解き放ち、現在に集中するのに役立つ。祈りは邪念を捨てて心をきれいにする効果がある。
運動することによって雑念を捨てて幸福感を増大させることができる。(以下省略)
④ 建設的な行動をとる
私たちはなんらかのことをしてどんな結果が出るか心配しがちだ。たとえば、人前で話すことに決まったとき、その人たちがどんな反応を示すか心配になることがある。
そんなときは心配するよりもスピーチの準備に時間をかけたほうが得策だ。
練習すればするほど上達し、自信がわいてきてあまり心配しなくなる。
⑤ 深呼吸する
心配していると呼吸が浅くなり、体がこわばってくる。心配していることに気づいたら、何度かゆっくり深呼吸しよう。すぐに落ち着いてくるはずだ。
⑥ もっと気楽になる
私たちは物事が思いどおりにいかないことを心配しがちである。
・・中略・・
ある程度よくできたなら満足しよう。完璧でなくても心配する必要はない。最善を尽くしているなら、それで十分である。
⑦ 心配しない人と付き合う
心配しない人を見つけよう。それだけの価値はある。落ち着いている人といっしょにいると、あなたも落ち着いてくる。(以下省略)(p143-145)
㊱ 変化を歓迎する
変化。多くの人にとって、この言葉はいやな響きを持っているようだ。毛嫌いする人も少なくない。
・・中略・・
すぐに大きな変化を起こす必要は必ずしもない。必要なのは、新しいことを試すことだ。
それをしないかぎり、自分の潜在能力を最大限に発揮することはできない。
ほとんどの人は、どんな変化を起こせば成功と満足をもたらすことができるかを知っている。
ただ、その変化を起こすのをためらってしまっているのが実情だ。これは自然なことである。
だが、もし人生で変化を歓迎するなら、次の好結果を得ることができる。
① 自信
ごく狭い範囲内に自分を閉じこめているかぎり、あなたは「自分にはこれ以上のことはできない」と自分に言い聞かせていることになる。
当然、あなたの自信は低いままだ。それに対し積極的に変化を起こせば、あなたは自分が思っていたよりもはるかに多くのことができることに気づく。
・・中略・・
新しい分野に積極的に挑戦して成功すると、「自分にはあんなことができた。それなら、こんなこともできるのではないか」と思えるようになる。
観客席に座って傍観していては自信をつけることはできない。行動的になって人生の試練を受け入れることによって、あなたは大きな自信を持つことができる。
② 幸福感
変化を起こすことによって、あなたは自分を再発見し、独自の才能を発揮することができる。
あなたの本当の力は自分に忠実になって、自分の試練に立ち向かうことの中にある。
だが不幸なことに、ほとんどの人は「やめておけ、変化はリスクが大きく、失敗するおそれがある」という偽りの内面の声を聞く。
その一方で、あなたの心の中では別の声が「可能性に向かって前進しろ」と呼びかける。その声を聞き入れるとき、あなたは偉大さを発揮するきっかけをつかむことができる。
ポジティブな変化を起こせば幸せと満足を得られるが、変化に抵抗すれば自分の潜在能力を発揮できないままになる。(以下省略)
③ 適応力
好むと好まざるとにかかわらず、変化は訪れる。それまで変化を避けてきたなら、変化にうまく対処する準備ができていないかもしれない。
それに対し、変化を歓迎することを習慣にしてきた人は、人生の変化に適応できる。嵐を乗り越えてきた人は、自分にそれだけの資質が備わっていることを確信している。
変化に真正面から取り組むことによって、柔軟性と適応力を身につけることができる。
変化の中をうまく舵取りすることによって、どんな変化でも自分にとって有益なものと見なし、変化の中に恩恵をもたらす種子を見つけることができる。
④ 新鮮味
人生の楽しさと興奮の多くは、新しい経験から得られる。古いパターンにしがみついていると人生はあまりにも退屈なものになりかねない。
・・中略・・
新しい分野に挑戦して新鮮な感動を体験しよう。同じことの繰り返しは退屈だが、変化は新鮮味をもたらしてくれる。
⑤ 成長
変化を歓迎しないなら、人間としても職業人としても成長しない。自分の殻に閉じこもりながら、何かを学んで成長することができるだろうか。
たえず何かに挑戦することによって潜在能力を開発することができる。・・中略・・
自分を試さないかぎり、自分にどの程度の能力があるのかわからない。あなたは恐れているのだろうか?
試練から逃げていては勝ち目がない。だから行動を起こそう。あなたは学習して成長を遂げ、独自の才能を発揮するために生まれてきた。(以下省略)
⑥ 自尊心
充実感のある人生を送るうえで、高い自尊心は不可欠である。それに対し変化に抵抗していると自尊心が低くなり、成功の障害になる。
あなたは落胆して無力感にさいなまれる。変化を歓迎すると自尊心を高めることができる。
なぜなら、恐怖心を乗り越えて前進している自分に自信と誇りを持つことができるからだ。
すぐに結果が出るかどうかは重要ではない。
重要なのは、人生という名のゲームで積極的にプレーしているかどうかだ。新しい挑戦をするたびに、あなたの自尊心は高まる。
こんなに素晴らしい恩恵を受けることができるのに、なぜ人びとは変化を歓迎しないのか?答えは恐怖心だ。
ほとんどの人は未知なるものに恐れを抱いて行動を起こさない。
たしかに、変化の過程は挫折と失敗に満ちているが、あなたはその代償を喜んで払わなければならない。
人生は、非凡な信念と粘り強さで前進を続ける人に報酬を与える。
とはいえ、いきなり大きなリスクをとる必要はない。小さな一歩から始めて変化に耐える精神力を徐々につけていこう。
とにかく取りかかることが重要だ。私に関するかぎり、変化に抵抗して後悔している人をたくさん知っている一方で、変化と成長の道を歩んで後悔している人を1人も知らない。”(p172-177)
学び→行動→習慣化 で起きる「変化」
この手の本は読了することよりも、書かれてあることを如何に習慣化できることにポイントがあり、
実際、著者のジェフ・ケラーも本の最後「おわりに」で
” 本書はたんなる精神論の本ではなく、新しい行動を提案するガイドブックである。”(p255)
と定義しており、一歩踏む込んでいく中で、
特に変化を受け容れる姿勢、自尊心の重要性(高める心がけ)は心得ておきたいことと自覚しました。