本田健さんの『決めた未来しか実現しない』を読了.-
本の中で「累計部数七百万部に届くほど」とあり、実際、書店でよく本田健さんの著書をお見掛けするものの
私自身のこれまでの本田健さん本の読書歴は多分2冊ほど。
それまでは、買った本の著者が本田健さんであったという順序でしたが
本田健さんの著書ということを意識して購入したのは、今回が、おそらく初めてであったような。
一度聞いたら忘れないインパクトのあるタイトルに、目に触れた書評の内容に後押しされ、期待度高く読み進めていきました。
やるべき事は、ただ一つ
この本は、本田健さんご自身で見出された願望達成法が紹介されているもので、
ご経歴を経営コンサルタント、投資家、4年に及ぶ育児リアイアと歩まれたところから作家の道を志すも、周囲から・・
“「大学教授でも、弁護士でも、有名人でもない人は、なかなか本を出せないよ」と言われました。”(p33)
という事の発端から、如何に本書で紹介されている願望達成法を用いてベストセラー作家の称号を手に入れるまでになったかという道筋が示されています。
願望達成法でやるべき事は、ズバリ
“「未来の一点」を決めることだけです。”(p28)
と至ってシンプルで、
” たとえば、自分の店を出したいと思うなら、「五年後の四月一日には、自分の店をもっている」ことを意図するのです。
ベストセラー作家になりたいという夢があるのなら、三年後の十月一日に十万部のベストセラーを出すと、明確に意図すればいいのです。”(p28)
これは、
”人間の心が「集合的無意識」によってつながっていることを提唱したのは心理学者のユングでしたが、昨今の最新の研究でも、人々の心が何らかのつながりをもっていることが実証されつつあります。”(p32)
という「私たちの心がつながっている」という前提があり、「未来の一点」を明確にすることで、「周囲が動き出す」ことになり、現実が創られていくというもの。
決めた未来へのアクセルとなる「直感」
「引き寄せの法則」として知られている同様の考え方は、他書等でもお馴染みの浸透されている一般的な法則ですが、
本書で紹介されている願望達成法が他と一線を画すのは、「がんばる」というプロセスが不要で、未来の一点を設定した後は・・
” 受け身的ともいえる態度でいったん運まかせにしてしまいます。最終的には自分のハートのワクワクに従って、直感的に行動していくのです。 “( p38)
と限りなく、やるべき事が
「未来の一点」を決めること
に集約されていること。
ワクワクを感じれば、出発出来る旅
本では全体235ページに渡って、この願望達成法の考え方、ステップ、願望達成法を通じて得られた本田健さんのご経験、注意点、マインドセットなどについて説かれており、
私は購入前に電子書籍のサンプル版をダウンロードして、胸のワクワクを感じ購入に至り、期待に沿う内容でしたが・・
上記文を読まれてワクワクなり、心のざわつきを感じた場合、本田健さんが本書を通じて誘(いざな)う旅に出るチャンスで、
更に本の内容に共鳴出来た場合、やるべき事は(記載の通り)至ってシンプルなので、ワクワクする未来(/現在)を手にする可能性は高まることになる・・ と予感させてくれる一冊です。