チャルディー二博士に学ぶ人間心理のメカニズム:『影響力の武器』中間記

 

前回、「読み始め」を記した『影響力の武器』が、真ん中あたりを越したので、中間記。

第1章〜第3章  >> チャルディー二博士に学ぶ人間心理のメカニズム:『影響力の武器』読み始め <<

今回、読み進んだのは

第4章 社会的証明 ー 真実は私たちに

第5章 好意 ー 優しそうな顔をした泥棒

 

人は周囲に判断を委ねる

「社会的証明」の方は・・

” 人がある状況で何を信じるべきか、どのように振る舞うべきかを決めるときに重視するのが、

ほかの人びとがそこで何を信じているか、どのように行動しているかである。” (p264)

” 社会的証明は二つの条件下において最も強い影響力を持つ。一つは不確かさである。人は、自分の決定に確信をもてないとき、あるいは状況が曖昧なとき、

ほかの人々の行動に注意を向け、それを正しいものとして受け入れようとする。

社会的証明が強い力を発揮する第二の条件は類似性である。すなわち、人は自分と似た他者のリードに従う傾向がある。” (p264)

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人は外見に惑わされる!?

「好意」の方は・・

” 人は自分が好意を感じている知人に対してイエスと言う傾向がある。このルールを知っているので、

承諾誘導の専門家たちは、自分の全体的魅力を高めるようないくつかの要因を強調し、自らの影響力を強めている。” (p324)

” 全体的な好意に影響する要因の一つとして、その人の身体的魅力があげられる。

身体的な美しさが社会的相互作用のなかで有利に働くことは、ずっと以前から知られているが、

研究の結果によれば、その利点はわれわれの想像以上に大きい。

身体的魅力はハロー効果(ある人が望ましい特徴を一つもっていることによって、その人に対する他者の見方が大きく影響を受けること)を生じさせ、

才能や親切さや知性といったほかの特性に関する評価を高めているようである。

その結果、身体的魅力をもつ人は、自分の要求を通したり他者の態度を変化させたりする際の影響力が強い。” (p324)

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著者のロバート・B・チャルディー二博士

 

影響力を抑える8つの原則

「社会的証明」は約80ページ、「好意」は約60ページに及ぶ分量で、やはり事例を中心とした展開ですが

本書が8章に分かれる事を考慮すると、人間心理で抑えておくべき基本的傾向は同数という事になりますね。

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現在、350ページ(/447ページ)まで来ましたが、そのボリュームに圧倒されている最中でもあり(笑)

 


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