5月14日にカナダのヴァンクーバーで幕を開けた
最新作 “Songs of Innocence ”
を引き下げての U2のツアー “iNNOCENCE + eXPERIENCE TOUR 2015″が、12月7日にフランスのパリ公演で終了.-
「やっぱり日本に来ないのー?」の落胆は、一先ず横に置いといて書いてます ^^
悲劇によって生まれたスペシャルな2 days.-
パリ公演は4公演予定されていたうちの3日目と4日目が、当初、11月14日、15日に行われるはずであったものが、
同13日にパリ市内で起こったテロによって延期されてのもの。
「事件の余韻が冷めやらぬ、このタイミングでよくやったなぁ〜」 という感覚でしたが、
主要国の首脳がしばし口にする「テロには屈しない」の U2 なりのメッセージが込められていたのかもしれません。
延期によって実現したスペシャルが2つあり、パリ3公演目の12月6日は、
アンコールのラストにPatti Smith:パティ・スミスが登場 、彼女の代表曲 People Have the Power を共演。
U2 & Patti Smith “People Have The Power ” Paris 2015-12-06
更にツアー・ファイナルとなった翌7日は、テロの舞台となったバタクラン劇場で13日に公演しており、多数の死者を出してしまった
Eagles Of Death Metal:イーグルス・オブ・デスメタルを招き入れ、アンコールのラストで People Have The Power をジョイント.-
U2 & Eagles of Death Metal “People Have The Power” Paris 2015-12-07
U2のこのアイディアに、映像を目の当たりにして、自然と見入ってしまい、胸熱になりました。
なお、Eagles Of Death Metal は更にステージに残ってもう1曲:I Love You All The Timeも披露したとのこと。
Eagles of Death Metal “I Love You All The Time” Paris 2015-12-07
音楽が伝えるメッセージが、これほどシンプルに力強く示された好例も今までになかったであろうと。
起こった出来事は痛ましく、週末を迎える解放感に包まれた中で直面した現実は悲劇に他ならず、
哀悼の念を捧げることしか出来ないですが、
U2は出来ることの表現方法で世界にメッセージを発信したと思い、長くミュージックシーンの頂点に君臨しているワケがよく表わされていた出来事(演出)であったように感じています。
待たされる Eagles of Death Metal マイ・デヴュー
今回の悲劇で、初めて Eagles of Death Metal について知りましたが、ご多分に漏れず、
バンド名からデスメタル・バンドと思いきや・・
ビーチサイドのBGMになりうる軽快なロックサウンドで、「どんなもんだろう?」と傾聴してみれば・・
Eagles of Death Metal “Cherry Cola”
「これは〜!!」と。
即座に iTunes で物色するも、楽曲な粒揃いなデヴュー・アルバム DEATH BY SEXY… の扱いなし、、。
そこで ebay で落札したものの、発送の通知がなされてから2週間・・ 未だ到着せず。当面の楽しみになっています lml
& 今回は Eagles of Death Metal とのジョイントにフォーカスしましたが、本来のショウ部分でも良い画像が出回っているようなので、そちらは別途取り上げたいと思います。
何より、U2 “iNNOCENCE + eXPERIENCE TOUR 2016″(仮名)での来日を切に願ふところです。