作家 百田尚樹さんの『カエルの楽園2020』を読了。
文庫化に先立って公開されたウェブ掲載版⬇︎
を読んでいたのが、(2020年)5月中旬。
3ヶ月程度の期間の短さの割りには既読感のようなものを覚えず、百田尚樹さんのツイートで
相応に書き換えも行われたことも影響してのことでしょうが、読みどころは
終章 I(バッドエンディング)
終章II(リアルエンディング)
終章III(グッドエンディング)
と新たに用意された三通りの結末。
『カエルの楽園』シリーズで訴えられた現実
要は如何にして、本書(寓話)を通じて百田尚樹さんが伝えたかった懸念が現実化しないように・・
とのことですが、文中
” 「ナパージュのカエルたちは、昔から、何か恐ろしいことが起こりそうな時でも、たいしたことにはならないと考えるんだ。そんなにひどいことにはならないだろうと。
それと、もうひとつ、昔からナパージュは大きな決断ができないんだ。”(p102)
で記された国民性に関する記述に、辿ってきたこれまでの歴史に・・ 記述に納得させられた部分大きく、バッド>グッドと感じさせられてしまうことにスリムな文庫とは裏腹な重みを、、