百田尚樹さんが文献から紐解いた日韓史:『今こそ、韓国に謝ろう』読了

百田尚樹さんの新刊『今こそ、韓国に謝ろう』を読了。

タイトルは、今までの百田尚樹さんの言動等から「え”?」なんてなりますが、

本書に関する百田尚樹さんのツイート(画像は百田尚樹さんのアカウントにリンク)

やはりというか 、そこは要求されている見立てに沿ったものではありません、

我々の日本人の先祖が良かれと思って韓国で行ったこと、本から引用すると

” たしかに併合時代に日本が行なった数々の施作や投資が、朝鮮を大いに発展させたことは歴然たる事実です。これを否定することは誰にも出来ません。しかしそれは朝鮮人が望んだことではありません。

彼らが学校を建ててくれと頼んだのでしょうか。ハングルを教えてくれと頼んだのでしょうか。川に橋を架けてくれと頼んだのでしょうか。鉄道を走らせてくれと頼んだのでしょうか。

ダムを作ってくれと頼んだのでしょうか。近代的農業を導入して収穫を増やしてくれと頼んだのでしょうか。人口を倍にしてくれと頼んだのでしょうか。

すべて否です。本文でも繰り返し述べてきたように、それらは全部、日本人が頼まれもせずに勝手にやってきたことです。”(p253-254)

結果として、これらのことが韓国、韓国国民に理解されていない今に至る歴史。

また、その過程で当然示されるべき倫理観といったものが欠損してしまったことに関して

多数の参考文献から結論(=本のタイトル)が導かれているもので、私個人、日韓両国の様々な史実、また、個人の付き合いでは好意的に印象を抱くことが多かったものの

国民レベルになると、?と感じていた韓国国民の国民性について学ぶことが出来ました。

主要参考文献(一覧)

文献から紐解かれた日韓史

多数に及ぶ参考文献をもとに「よく調べたなぁ」というのが、よく実感でき、そして、いつもながらに百田尚樹さんの覚悟も伝わってきました。

残念ながら本書をもとに日韓関係が改善することは望み薄で、歪みが拡大してしまうことも考えられますが、

TV、新聞等で報道されていることさまざまな両国の間に横たわる問題に関して、読みやすく端的に回答が示されている一冊であると思います。


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