第一章 工場と海
第二章 マドンナ
第三章 父と叔父たち
第四章 進路
第五章 就職戦線
第六章 バンカーの誕生
第七章 BUBBLE
と章立てされているうち「第二章 マドンナ 」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
ふら〜っと立ち寄った書店でサイン本を見つけ、
購入していた経緯。
次第に接近していく境遇異なる瑛と彬
物語は、
” チビのことを考えただけで、瑛の胸は張り裂けんばかりになるというのに。まして、父も、そしてついに母までもいなくなってしまったのだ。”(p54)
(上記状況は一時的ながら)突如、父の事業が傾き倒産に追い込まれてしまった(山崎)瑛と、
” 恵まれているということは同時に、それに見合う運命を背負うことなのだ。生まれながらにして、そんな運命を背負ってきたのが父たちであり、そしてこれから背負うのが彬たちである。
会社なんか、なければいいのに。
彬はその運命を、ひたすら嫌悪した。”(p82)
と大手企業の御曹司(階堂)彬、タイトル通り二人のあきらを軸に展開していくこと上で、幼少期それぞれ家庭環境、生い立ちが説明され、同じ場所ですれ違うあたりまで。
記憶されやすいタイトルに、作品についての評判も耳にしていて、何より池井戸潤作品への信頼感から手に取りましたが、
徐々に設定が頭に入ってきて、リアリティある感じから次第の加速していく予感 ^^ どのように感情を上下させられていくのか、これからの展開が楽しみです。