下巻は、『アキラとあきら 上』↓で
階堂彬の叔父二人が周囲(身内、メインバンク)の反対を押し切る形で進めてしまったリゾートホテルが、やはり軌道に乗らず、
(階堂彬の)父の急逝により家業を継ぐ(社長就任)ことになった(階堂彬の)弟が龍馬が、苦境に陥った叔父たちの口車に乗せられ、連帯保証を内々で行なってしまい
階堂家の事業の根幹 東海汽船にも火の粉が降りかかる事態に。
家業とは距離を置いていた階堂彬に白羽の矢が立てられ、産業中央銀行を退職し、東海汽船の社長に就任。
窮地に陥った東海汽船の再生をメインバンクの産業中央銀行の担当者として、もう一人の「あきら」山崎瑛が抜擢され、
危機を如何に凌いでいくか(いけないか)といったところが、主な筋にして読みどころ。
さすがの池井戸潤クオリティ
下巻 全335ページを3日で読み切る引き込まれようで、ラストのハッピーエンドは予想していながらも、
しっかり、すっきりさせてくれるエンディングに読者を導いてくれ、安心さすがの池井戸潤作品。
読後、抱いた余韻は
先週末に見始めたドラマ版↑で、改めて本作の世界観に浸っていこうと思います。