アジアで感謝されている日本を学ぶ:『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』読み始め

先日、参加した「日本塾」塾長の池間哲郎さんの『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』を読み始め。

>>「日本を愛し、日本人の誇りを持つ」を訴える「日本塾」の初回講義へ行って来た <<

 アジアに根付く日本に感謝する人々

だいたい本の半分くらいのところまで一気にきましたが、アジア諸国で池間さんが援助を行なう中で

日本人がアジア諸国で行なってきた感謝されている事が綴られており、例えば親日国の中でミャンマーが取り上げられており、その項目の結びで

” これほどまでに日本を尊敬する人々がいる。わが身を律せねばと改めて心に誓う。アジアの人々から嫌われているという自虐史観は、もうやめよう。日本人として誇りを持って生きていこう!” (p81)

この事が、池間さんのご経験に基づいた主張で、本書での最も言いたい事であろうと思います。

二国間の友情が築いた橋

なぜ、尊敬を勝ち得るまでに至ったかというと、例えばパラオでは

1977年に他国の建設会社が日本のゼネコンの半額で橋を架ける工事を落札。しかし、竣工直後から中央部が凹むなど、崩落の可能性が高かった。

1996年には、橋はまっ二つに折れて崩壊。空港へ向かう唯一の道路であり、橋に電気、水道、電話などのライフラインも設置埋設されていたため、崩壊とともにすべてが切断されてしまった。

町の機能は完全に麻痺し、当時の大統領は国家非常事態宣言を発令。「暗黒の9月事件」と言われるほど、深刻な状態に陥った。

補償をを求めようにも、工事を請け負った企業は既に解散しており、当該国の政府も「関係ない」と突き放され、パラオで再建築費用が捻出出来ない状況下に手を差し伸べたのが日本。

1997年に無償援助で工事を請け負い、2002年に「日本パラオ友好の橋」と命名された橋が完成。

” パラオの人々は、「日本に助けられた。日本に感謝している。」と口々に言う。” (p74-76)

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といった状況にあるそうで、実際、

” 「国連加盟国」として、いつも日本に味方してくれる。国連議決などでは常に日本を応援し、「貴重な一票」を投じてくれる。” (p58)

具体的な行動を示してくれるまでの間柄となっているとの事。

アジアの期待を背負う日本

スリランカでは、イギリスの植民地支配で苦しみ喘ぐ人々を救い、仏教の復興を成し遂げた偉人のアナガリーカ・ダルマパーラが、

生涯、日本に対して尊敬と信頼、期待の念を持っていたそうで、それは・・

Anakarika_Dharmapala
Anagarika Dharmapala

” 日本は世界で唯一、欧米キリスト教白人列強に対し、毅然と対峙する有色人種であり、アジアの仏教国だったから ” (p50)

日本人としての挟持を正してくれる真実

アジア諸国に旅行で出掛ける日本人旅行者は珍しくないと思いますが、池間さんのように生活シーンに溶け込んで

現地の人々のナマの声を吸い上げる経験をしている方々はごく少数と思います。

残念ながら、本著にも書かれてある通り、一部近隣諸国との関係は悪い、若しくは悪化しているのだと思いますが、

そういった状況が全てではなく、多くの国は日本に対して謝意であったり、期待の念を抱いている事も事実である事が

池間さんの声や著作を通じて知る事となり、徐々に自分の中で日本人としての感覚が書き変えられているかの、このところの近況です。

 


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