ノンフィクションライター 長谷川晶一さんが伊藤智仁コーチ(東北楽天ゴールデンイーグルス)の現役時代に熱く斬れ込んだ『幸運な男 伊藤智仁の悲運なエースの幸福な人生』が、
『高速スライダー 幸運な男・伊藤智仁』としてマンガ化された発売記念トーク&サイン会に参加。
マンガで描かれた伝説のエース
原作の方は ⬇︎
2017年末に読了していましたが、開演時間までサイン会用に購入していたイベント対象書籍の一部を読んでみると・・
「たしか、こんなエピソード、原作になかったよなぁ」と思いながら、始まったトークイベントでのお話しに耳を傾ければ
漫画家 渡辺保裕さんがマンガ化されるにあたり、一切の要望は出されなかったとのこと。
そのような経緯から長谷川少年なるキャラクターも登場して、リハビリや走り込みなど、全体的にトーンが重くなりがちなところ
前向きな感じの仕上がりに。
また、トークで盛り上がったのは、野村(克也)監督が悪い人として描かれてしまっていて
渡辺保裕さんは(そのイメージを)覆すシナリオもイメージされていたもののボツにしてしまい、
結局、悪い人のままで終わってしまったと振り返られていたこと ^〜^; 因みに、渡辺保裕さんは野村監督が好きであると ^^
マンガ化の方は、伊藤智仁さんがカカクコム創業者の槙野光昭さんに「これ、読んでみて下さい」と『幸運な男』を手渡した後日、
「凄く面白かった」との感想からウェブでのマンガ化を薦められたことがきっかけで実現。
また、『高速スライダー 幸運な男・伊藤智仁』では、原作にはない独立リーグ 富山GRNサンダーバーズ監督時代から東北楽天ゴールデンイーグルスに至るその後の展開も描かれているそうな。
伊藤智仁さんを描くにあたって渡辺保裕さんは、顔が小さく、首が長く、広い肩幅など「もともとマンガっぽかった」ともおっしゃられていました。
「幸運な男」の次なるチャレンジ
トークは質疑応答を含めて、約1時間。そこからサイン会。
渡辺保裕さんは一人ひとりにイラストを添えられる丁寧な対応で、
二番目の伊藤智仁さんのところで「ソフトバンク倒せそうですか?」と質問させて頂けば、
しばし沈黙の後「ソフトバンク、バレンティンが入ったから弱くなりますよ」と笑みを交えてのご回答で ^^
マンガの続きとともに現職の東北楽天ゴールデンイーグルス一軍投手チーフコーチとしてのご活躍の方も楽しみです ^^