泉麻人さんの『80年代しりとりコラム』を読み始めて
全60回あるうちの20回までを読み終えたので、そこまでのおさらい。
手元の書籍は、先日、トークショー目当てで行った日本橋三越本店での『熱く、元気なあの時代 1980年代展』の
出口を出た先で展開されていた物販コーナー内で、20部限定で販売されていたうちの一冊。
足を運んだ当日は購入の決心つかなかったものの、翌日になり「これは、やっぱり」と、本だけ買いに会場に向かい購入 ^^
自然と頬緩む「あぁ、懐かしの・・」
2015年1月出版。本を開いたところの「はじめに」で
” もう7、8年前になりますが、とある雑誌から80年代テーマのコラム連載のオファーがきたとき、ふと思い浮かんだのが「しりとり」というスタイル。
以前、中島らもさんのしりとり形式のエッセーを読んだことがありますが、80年代しばりでできないだろうか?
・・中略・・
ってことで、本書のような構成の連載コラムが始まりました。”(p2-3/括弧書き省略)
という出版背景のもと、
ドラクエ→エリマキトカゲ→激辛→ランバダ・・
といった具合、しりとり形式で、各回、懐かしの80年代が取り上げられています。
そこには例えば、
“「BMに乗っているアソビ人の歯医者と電通バイトのギャル」みたいな組が、マハラジャの典型的な客筋 ーとイメージしていた。」”(p40)
と、リアルタイムでは手の届いていなかった世界の内側に、
或いは泉麻人さんが、所属先の『週刊TVガイド』から離れフリーに転じられた際・・
” 原宿のマンションは、同潤会アパート(現:表参道ヒルズ)の裏方あたりにあって、少し前に知り合ったイラストレーターのみうらじゅんが見つけてきた物件だった。
「仕事場、探してはるんでしたら、まだ空き部屋があるみたいですわ」
なんて感じで誘われて、ちょうどみうら君のすぐ上の部屋に僕が入ることになった。”(p46)
といったお二人の無名時代?のエピソードに、
泉麻人さんの世界観で振り返る80年代が心地良く、ページを進めながら「あぁ、そういえば・・」「こんなのあったなぁ〜」とか、回想と同時進行の読書に。
これから中、後半、全体の3分の2、さらに引っ張り出されるであろう懐かしさに、発見、楽しみです ^〜^