コラムニスト泉麻人さんと平成レトロ文化を研究されている山下メロさんの
「平成カルチャー談義」と題されたトークイベントに参加。
泉麻人さんのTwitterをチェックした際、
10月12日(土)開催とあり、「見逃したぁ、、」と思っていたところ台風19号の影響で延期されていたもの。
会場が、中野ブロードウェイ4Fというのも、ディープなトークが展開されそうな気配で、楽しみに迎えた当日。
ブロードウェイ、中野、昭和〜平成・・
泉麻人さんは、中野ブロードウェイが出来て2年目くらいから来られていたそうで、
当時からサブカルっぽい雰囲気を醸していたと述懐。中野の街自体は、中野ブロードウェイ脇に飲食街が広がるなど、
「(千日前とか)大阪っぽい」と形容。「その視点は無かったなぁ・・」と。
といった中野ローカルな話しに始まり、徐々に本題の平成カルチャー談義へ。
ファンシー絵みやげ、ポケベル etc
平成の頃から昭和の特集であったり、回想は何回も目にしてきましたが
「平成」って考えると、「何かなぁ?」と。山下メロさんが、まず俎上に載せたのはファンシー絵みやげ。
紹介されたものは登壇前に中野ブロードウェイで仕込んできたものだそうで、
「そういえば、こういうのあったなぁー」と ^^
続いて登場したのは泉麻人さんが持参されたツチノコの陶器に、
ドラえもんPHS。
そこから盛り上がったのが、ポケベル。暗号集なる文献を山下メロさんが持参され、
文字はなく番号しか送れなかった頃の「よく考えたなぁー」という語呂合わせがあれば、
使用状況が想起すらされない謎のものが多く、
トーク中も話題になった一体どういう状況で使うんだろう?といったものまで ^^
泉麻人さんのコメントで、テレホンカードをはじめとするNTTなどの通信ものが大量に登場したとの指摘に「確かに!」と納得させられ、「それが平成だったかー」と。
レア物から広がりゆくトーク
更にはファミコンの話しであったり、イカ天であったり、TVドラマ(「東京エレベーターガール」)であったり・・
キーワードが登場する度、話しが盛り上がり、途中10分程度の休憩を挟みながらのべ2時間超に及ぶロングラン。
平成の期間が昭和の半分ほどで、比較すると「(平成の方が)小振りかなぁ」「思い入れの問題かなぁ」と、
ちょっと昔を思い出しながらタイムマシンする感覚をイベント中に楽しめました。
泉麻人さんの多岐に及ぶ通な視点はいつもながら ^^。山下メロさんが、参加者から「物を集めるきっかけは?」といった質問に対して、
初めは拾ってきたものを集めていたことが、色んなものに波及していったということをお話しされ、
供給量が多いものは、他の人が集めている(/持っている)からと、誰も目を向けないものを集めるようになったとのお話しが印象的で、
ご自身が持っているものが無くなれば、地球上から無くなってしまうようなもの(を集められている)という視点が
今回のようなイベントを成立させたのであろうと、そのマニアックな感じも心地良かったです ^^