先日、久々にAl Pacino:アル・パチーノ主演映画を鑑賞した余韻から
「そういえば、まだ見てないのあったなぁ」と、粗筋は頭にあったものの題名を思い出せず、
レンタル店内で検索してみれば・・『ジャックとジル』と判明.-
但し、(検索時に)同作でアル・パチーノが逆アカデミー賞とも云うべき、ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の最低助演男優賞を受賞していることも判明、、。
「うわっ、どうしようかな、、」一瞬たじろぐも「自分の目で・・」との直感に従い、レジを目指すことに・・
冴えない妹と恋に落ちた?! アル・パチーノ
双子の出来る兄と厄介者の妹が主人公のコメディーで、Adam Sandler:アダム・サンドラーが(双子)一人二役で出ている事が分かってから
何となしに漂う嫌な予感・・程なくラジー賞受賞のワケがよく分かる事態に ^^;A
というのは話しの流れがそこかしこ不自然で、センスもよろしくない、といった。
ジャックとジル – 予告編
途中から割り切って見ていて、「よく、アル・パチーノ出演したよなぁ」とか、引いた感じで見てましたが
やがて、自虐ネタでのアル・パチーノのノリの良さに、
モニターからアル・パチーノの素の人柄の良さが伝わってきて(プライベートで会うとサインに気さくに応じてくれるとか)
最後の1シーンの演技に、オールラウンドに演技を消化出来てしまうという役者魂も感じられて
マニア向けの域は脱せず、ひと様にオススメすることは出来ませんが、
(アル・パチーノの)ファンとしては出演作の鑑賞実績を一本増やせた安堵感のような、
ただ悪いだけじゃない、と云う一筋縄には行かない心境に達することも出来ました。まぁ、レンタル費108円(税込)だったし ^^
アル・パチーノの懐の広さ伝わる一本
久々の「やっちゃった感」は否めずも、ラストに至るまでに一応、不自然極まりない設定の謎解き(『ラ・マンチャの男』の件)もあり、
一旦、落とされから、じんわり後味を良くしてくれるような、不思議な一本でした・・