全米No.1マーケティング・コンサルタントとの評価を受けるジェイ・エイブラハムを学ぶなら
この一冊と言われる『ハイパワー・マーケティング』を読み始め、
19章あるうちの第9章まで読み終えたので、そこまでのまとめ。
読み終えたところは「第 I 部 今あるものを最大限に増やす方法」で、下記の章から構成。
第1章 成功へと続くすばらしい旅が始まる
第2章 ブレイクスルーを生み出していく
第3章 自分の強みと弱みを知る
第4章 「卓越の戦略」をマスターする
第5章 再購入システムを確立する
第6章 あなたの独自の売り(USP)を提供する
第7章 リスク・リバーサルでクライアントの不安を軽減する
第8章 選択肢を増やしていく
第9章 テストマーケティングを繰り返す
人生を一変させるマーケティング
本書で意図されたものは、第1章「成功へと続くすばらしい旅が始まる」で明示され、
” あなたは気づいていないが、あなたの周囲は、単純明快な「解」に満ちており、
その「解」はあなたの収入、権力、影響力、成功を劇的に増大させてくれる。
これから、収入を増やし、成功を手にすることに役立つ結びつきに気づく方法を教えましょう。
あなたの身の回りにある、実証済みの戦略と、その利用方法の詳細な実例を示す。
これを実践すれば、収入は増え、周囲から尊敬を集め、権力、成功を手にできる。
そして、人生は、必ず一変する。” (p17)
と、ジェイ・エイブラハムらしくパワフルなメッセージ。
そこからビジネスを捉える大枠として・・
” ビジネスを大きくする方法は、たった三つしかない。
1. クライアントの数を増やす
2. クライアントあたりの平均販売額を増やす
3. クライアントの購入する頻度を増やす ” (p18)
大分類が成され、それぞれについて出来る事(増やす方法)への言及であったり、
” 誰が相乗りの相手になるのかを見つける ” (p36)
” 紹介システムほど有効なものはない ” (p38)
” ダイレクトメールは有能な営業マン ” (p39)
といったジャイ・エイブラハムではお馴染みの概念の解説、ツールの使い方など幅広いです。
ビジネスを高みに上げるインサイドワーク
また単に、外側からの攻めに止まらず、
” ブレイクスルーを生み出すための心構え ” (p55)
といったマインドセットや
第3章「自分の強みと弱みを知る」では、50の質問に答える事で自己分析を行い、その時点で、
” 九五%のビジネスマンよりも先を行っている。” (p63)
との状況を導く仕掛けなど、ビジネスに携わる読み手の内面にも踏み込んでいくことで、
単なるスキルセットに止まらず、ライフワークを気付かせる意図もうかがわれます。
そして、卓越の戦略。
ジェイ・エイブラハムのコンセプトの根幹を成す「卓越の戦略」は、第4章『「卓越の戦略」をマスターする』で・・
” 成功をおさめる人には、たいていの場合、他の人よりもすぐれた理念に基づく戦略がある。
そして、自分接する誰に対しても、他の人とはまったく違う効果的な方法でアプローチする。” (p64)
” クライアントに「売る」のではなく、「サービスする」ようになったとき、あなたのビジネスは限りなく成長を遂げるのだ。” (p66)
” 自分が実際に売っているものが、商品ではなく「問題の解決策」であるとは思いもよらないのだ。” (p78)
” クライアントの真の人間性を理解し、認めてあげるのが、あなたの仕事になる。” (p76)
というビジネスの本質を解き明かす示唆が随所に。
成功、富を導くUSP
第 I 部では、第6章「あなたの独自の売り(USP)を提供する」にかかる比重も高いと考えますが、それは
” 成功や名声、富の核にはUSPが存在するといっても過言ではない。” (p95)
の一文からも読み取れます。
” USPはつくろうと思えば無限にある。中でも一番いいのは、空いている市場で、あなたが占められそうな場所を見つけ、そこに働きかけるUSPを打ち出すことだ。” (p90)
また、
” 誰に対しても魅力的なUSPはあり得ないのだ。実際、あるUSPは、特定の市場のごく一部だけに訴えかけるようにできている。” (p101)
と、USPの本質や
” あなた独自のUSPをいかにして見つけていくか?まず、あなたの業界で満たされていないニーズを見極めることだ。
1. 広い選択肢
2. 大幅なディスカウント
3. 的確なアドバイスや補助
4. 利便性(たとえば、ロケーション、豊富な在庫、配達の速さなど)
5. 最高級の製品(サービス)
6. 迅速なサービス
7. 特別な各種サービス
8. 長期的な保証、または広範囲にわたる保証
9. その他、ライバルには提供できない特別な点、有形・無形の利益、価値のある特典など ” (p91)
考えるべき事、ヒントの提示など網羅的に記載されており、実践的な内容になっています。
360° 全方位マーケティング
それぞれの章が重要で、学んで/読んで→実践→検証のプロセスが繰り返され、
章で得られた学びが章を跨ぐ形に飛躍していく事が、模範的な読者のあるべき姿と思いますので、
道、遥かなりですが(笑)
一旦は読了を目指して、マーケティングの全貌に迫ってみたいと思います。