先週のJames Brown:ジェームス・ブラウンに始まり、
Sly Stone:スライ・ストーンと来て、
今週はJimi Hendrix:ジミ・ヘンドリックス.-
Jimi HendrixのCDは結構、購入しているもののライナーノーツや本などで生い立ち(バイオグラフィー)は把握しておらず
レンタル店で本作:「JIMI:栄光への軌跡」を見付けた際、名前に曲をちょこちょこと知っているものの「Jimi Hendrix、本人ってどうなんだろう?」との興味を持って鑑賞.-
ロックに革命を起こした男が世に出るまで
2時間弱の尺で、Jimi Hendrixが世に出る直前からMonterey:モントレーに出演するまで。
また、構成も時系列を辿り、揺れ動く女性関係もポイントとなっており、このところ3本続いたミュージシャンものの作品の中では、一番時間を感じました。
そういう中で、本作は価値は実話に基づいているということ。
当時のKeith Richards(The Rolling Stones)の彼女の口利きから、The Animalsのメンバーにその非凡さを見出され、
懇願したEric Claptonとの対面から、いきなり客前でのセッションをオファー、そこで強烈な印象を残し、
それはメンバー同席のThe Beatlesのニュー・アルバム発売記念イベントでも!
VAN HALEN好きとしては、New YorkにあるCafe Wha?での演奏シーンは一人感慨深いポイントでした ^^
演奏(再現)シーンや当人の映像も挿入されていますが、女性関係をはじめとする人間関係主体でストーリは進行していきます。
伝説の人物像に迫る貴重な118分
既述のとおり本作で描かれているのは全生涯ではなく、デヴュー時のエピソードにフォーカスしており
冗長さが感じられる部分であったり、「この後の続きは、どうなんだろう・・」とすっきり出来ないところもありましたが
画面を通じて伝わるJimi Hendrixのパーソナリティに、オリジナリティにこだわったアーティスティックな面など、本作を通じてJimiの人間性に触れられるシーン多かったです。
映画『JIMI:栄光への軌跡』予告編
洋楽好きにとっては避けて通ることの出来ない音楽史に残るアイコンをストーリー仕立てで迫ることができ、その意味での貴重さに、本作の意義は大きくあるのだと思います。