2020年初の小旅行は空路大阪に跳び、
「ミスタータイガース・掛布雅之氏*新春球談」と銘打たれたトークイベントへ。
昨年、東京で開催された掛布雅之さんのイベントを立て続けに見逃しており、
「これから何かあるかな?」と検索した経緯から辿り着いた今回の催し。
満を持して会場のグランキューブ12階に到着。
受付を済ませ、開演が近くにつれ高まるワクワク感。会場内200名ほどですかね。
親しみ覚えるスーパースター掛布雅之
掛布雅之さんが登場され、スターのオーラというより、和やか、どこかアットホームな雰囲気が漂ったのは
やはり掛布さんのスター性ですね。
MCの土井麻由実さんが繰り出す、今回の年末年始?(空気感は好きとのことで例年。伊勢神宮へ行かれているそうな)、
今の肩書きは?(ニート「笑」。近日、マスコミ報道に沿う方向で発表があるようです)
そこから本題的内容に移行していき、大きく取り上げられたのは、鳥谷敬選手の退団に至る経緯での球団側の非礼に、
キャンプが始まってから気付かされるであろう鳥谷敬選手不在の(負の)影響など、
生え抜きのスター、若手を背中で引っ張っていける選手を失ったことへの警鐘を鳴らされていました。
イベントの締めで、掛布さんが、故小林繁さんの言葉「巨人には歴史も伝統もあるが、阪神には歴史はあっても伝統がない」を引用されたことが重く響き・・。
更には高山俊選手、大山悠輔選手についての話しが多かったですが、二人ともストライク以外のボールにも手を出してフォームを崩してしまうので、
そこが是正されないと飛躍は見込めず、対策としては首脳陣が見逃し三振をOKにするなどの提案が行われ、
少年野球在籍時、見逃し三振厳禁を指導されていた自分自身、目から鱗ながら説得力ある内容でした。
他では阪神タイガースファンとしては最も気になる藤浪晋太郎選手に関して、状態が良くないのにもかかわらず「良し」と報道するマスコミへの苦言があれば
江川卓さんも絶賛との高橋遥人選手は、インコースに果敢に投げ込む度胸さえあれば江夏豊さん以来の左の大エースのポテンシャルを秘めているといった前向きな話題も。
・・そして訪れた夢の瞬間。
トークは75分ほどであったかと思いますが、TV解説時の掛布さんは選手を君づけで、持って回ったような言い回しが私的にしっくり来ていませんでしたが
この日は先輩以外は呼び捨て、際どい話題もストレートにポンポン飛び出して ^^
今年の阪神タイガースは外国人8人制などもあり厳しそうながら・・
トークショーそのものは終始掛布さんのキャラから、楽しく和気藹々といった感じで時が流れていきました〜。
そこから抽選会。東京から訪れていた身としては、東京開催で散見されたツーショット撮影の方が手ぶらで帰る懸念がなくなり
参加への踏ん切りもつきやすかったですが・・ 掛布さんが、見事、自分の座っていた座席番号を引き当てくれ、
球団カレンダーを受け取りに行く際、セルフィー撮影に気さくに応じて頂き、
野球少年期の雲の上の人と起こった奇跡の瞬間は、今回の旅のハイライトで、お腹いっぱいにして頂きました。
トークショーを終えて感じたのは、明瞭な野球観、打撃理論に触れ、解説やアドバイザリー的な立場より、
やはり「縦縞を着て、現場でその力量を発揮して欲しいなぁ」としみじみ実感させられました。