神田昌典さんの新刊『挑戦する会社』が、あとちょっと(219/257ページ)で読了というところまで。
本来、読了してからと思っていますが、お金に対するマインドセットの部分が神田さんらしく素晴らしかったので
そこを先行して単独で。
お金は「感謝」を媒介する
” お金は貨幣というメディアに記録した「感謝」である。つまり、「お金=感謝」なわけで、これは巷でよく言われていることと同じ。
だから、何もあらためて書くまでもないんだけど、私が言いたいことは、「感謝=想像力」だから、
お金も想像次第で自在に増えるということだ。” (p106)
” あなたが未来に対して希望を抱くことができれば、増える。未来に対して希望を抱かなければ、減る。
このお金の本質を理解して、「お金=想像力」だと知ったとたん、あなたの思った金額が目の前に現れるのだ。” (p107)
” 「節約は美徳」という考え方は、もはや時代遅れ。入ってくるお金が一定という現実を前提にすれば、
もちろん人様に迷惑にならないように節約は美徳なわけだけれど、
節約は同時に、「自分は周りに感謝しませんよ」と言っているようなもん。
なぜなら「お金=感謝」だったら、節約はそこでめぐる感謝をストップしているようなものだからだ。
このようにお金は感謝であると真に理解してからは、お金に対する心配が生じてきたら笑い飛ばすようにしている。
だって、それ以上に想像力を働かせて稼げばいいのだから。
このように考えると、目の前には十分に稼げる機会が一瞬にして現れる。
お金が必要になった時、私が今唱える呪文は、こうである。
「いったいどうすれば、世界が必要とすることを、私の才能を使って提供できるのか?」・・・
こうすると、稼げるチャンスが、忽然と目の前に現れる。これは本当だよ。” (p108)
” あなたがサラリーマンで給与が足りないというのは、世界はあなたの才能をもっと必要としているってこと。
だから、想像力をめぐらせて、どうすれば自分の才能が役立てられるのか、もっと考えてみてほしい。
そうすれば、会社の理解があればどんどん出世するし、会社が理解しなきゃ、あなたの才能にふさわしい新しい場に引き寄せられる。
ホント、考え方ひとつで、いかようにでもお金は創り出せる。そんな認識が急速に広がる時代になっていく、と私は思う。
チャンスは今、そして巡って来る
ただ、重要なことは、チャンスを追わないこと。チャンスを追うと、結局それが見つからない時に「どうしよう・・・」と焦ったり、
実現しそうもない時に「やっぱりダメだ・・・」と落ち込んだりする。
すると、どんどんチャンスから遠のいていく。
重要なことは、稼げる機会を探したり追いかけたりするのではなく、稼げている現実が「すでにある」ことを感じること。
それが目の前に現れるのは時間の問題であると、楽しみにしていればいいんです。
理由は分からないけれど、現実にはそうなっていると確信する。どんなに支払いが多くても、
それを上回るお金を稼ぐチャンスが現れると、真顔で言うこと。これ、大切です。
不安に思う自分をだまして、自信に満ちた自分を演じるのです。真剣に。” (p109-110)
思い描く世界なのか、今なのか、何れにリアリティを見出すか・・
” 重要なことは、目の前に見える現実など実は幻想で、世の中は多次元で構成されていて、
あなたの意識次第でどの次元でもシフトできるということ。
つまり、毎月資金繰りで苦労している経営が現実ならば、毎月やりたいことをやっても、
それ以上に使い切れないほどの富が集まってくる経営も現実なのです。
要は、あなたがどちらにリアリティを感じているか、それだけで、どんな現実にも移動できることになります。
移動は、ほとんどの人の場合、無意識の時に行われますから、いつ移動したのかは覚えていません。
過去から、一貫した現実を生きているように思えますが、すでに非連続な現実へとジャンプしています。
つまり、私が大きな声で言いたいのは、「あなたが欲しいものは、もう全部、叶えてしまっていいですよ!」ということです。
私が許可します。欲しいものは、全部叶えてしまってください。それが叶っても、あなたには何の困ることも生じません。
現実は、今までの現実とまったく異なります。よほど自由になっています。
自由になった今、私たちは常識をよりどころにするのではなく、新しい世界で何ができるのかを実験することなのです。
今までの常識にとどまるのではなく、何でもありという前提で実験してみるのは、いかがでしょう?” (p113-114)
想像力の源泉
” 想像力を生み出すのはあなたの頭であり、その質はあなたがどんな立場(コミュニティ)に属しているかにより決まってくる。
だからこそ、想像力を形にする教育が、一刻も早く必要になっているのだが、そこに気づいている人は少ない。” (p117)
お金に対する深層心理が、収入を変える
(確か)30代にして埼玉県で納税額1位に上り詰めた神田さんにとって、お金の問題は無縁かと思いきや
本の中で度々、お金に関する問題に直面された状況について言及されており、
これは収入が大きくなれば、夢、目標も大きくなっているという事で
引用した文章は「神田さんだから」という条件付けは当てはまらない事と言えそうです。
お金に関するマインドセットは、先月受講したハーヴ・エッカー開発の「ミリオネア・マインド・インテンシブ」でも学んだ事で
要は稼ぎたいと思っていても、お金に対してネガティヴなイメージを持っている限り、
頭で考えている事と、心で感じている状況が一致せず、本来、得るべき能力は備わっているのにもかかわらず
得るべき収入を得られなくなってしまうという事。今回は神田さんのロジックでお金に対するビリーフ、マインドセットを学び
この部分だけでも、この本に出逢えた価値を十分に実感する事が出来ました。