神田昌典さんライブコンサルティング その壱(5/31):新聞取次店が担う地域社会の行方

午後、経営コンサルタントやマーケティング、起業に関する著作でトップクラスを誇る神田昌典さん(経営コンサルタント)の講義に出席。1月以来、久々。

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内容は神田さん主催の実践会アカデミーに参加している人たちが、実際にビジネスで直面した問題や事業構想などに、その場で神田さんが回答するもの。

高齢化が進む中での新聞取次業の将来は?

今回は序盤、成熟業界で頑張っているけど結果が出ない声が多いとの声に応えて 浜松の新聞取次店であった 柳原新聞店 の取り組みをケーススタディ。

新聞取次さんと聞くと、発行部数の落ち込みにより、その先入観通り、苦境に直面している所が多いようですが 同店は着実に業績を拡大させており、その実態は新聞取次店から地域の生活サービス業として変貌を遂げた事。

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糸口は新聞取次店の特性として、顧客宅に高頻度で出向く業態特性に着目。

社員(配達員)が宅配先のお客さんとコミュニケーションを深める事に注力し、そこで地域のニーズを吸い上げ 牛乳の宅配に対応した事に始まり、地域の野菜を商材に取り組んだ他、弁当宅配、タウン情報紙の発行やカルチャスクールの開催など、当初の枠組みのとらわれず、寄せられる声に柔軟に対応。

今後、更に高齢化社会の度合いが濃くなる事から、道州制、地位域経済の重要性は高まって行く事は必須であろうとの予測。

この動きは国内に止まらず、海外では投資の神様と称されるウォーレン・バフェットがハイパー・ローカルメディアと称されるミニコミ紙発行社を相次いで買収したそうで IT企業の注目も浴びているようで、今後、こういった小商圏型で地域のニーズを吸い上げる機能の注目度が増しそうです。

大手に割り込めるか、エックスモバイル社の挑戦が始まる

また、注目される業界の1つに携帯通信事業が取り上げられ、日本の事業者は大きく3社で市場を独占しているが 例えば北朝鮮では4社、韓国では20社以上が犇めいており、日本では通信費が家計の15%を占めるまでに。

国内では寡占?の弊害で高額となっており、その状況に風穴を空けるべく新興事業者で エックスモバイル株式会社 が事業開始を10月に控えており、廉価な価格設定でサービスが提供される事になるようです。

ここで興味深かったのが、同社社長の木野さんは10ヶ月前にほぼ所持金無しで起業し、そこから市場で7億円程度の資金を調達して 現在は50名程度の社員を率いて丸の内にオフィスを構えられているとの事。

因みに現在29歳、前職は花屋さんであったそうな。 この目標が定まった時のスピード感、過去、経済状況は決定要因ではないんですね、と改めて。

神田さんが斬る、ビジネスが胎動する感じのワクワク感

と、後段の携帯通信事業に関しては、他国と比較した状況に驚きがあり、日本を代表する孫さんの市場に如何に斬り込めるか、エックスモバイル社の動向に注目ですね。

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で、学びがあったのは新聞事業の方。

自分は多数と思われますが、新聞の取次店は今後、淘汰されていく宿命と思いきや ウォーレン・バフェットの動きを含め、今後、一気に新たな需要の受け皿となりうるポテンシャルを持った業態と知り、

他に携帯(電話)ショップ、コンビニエンスストアなどとの競合、棲み分け?が予測されますが、最寄りの新聞取次店が変わる事で、活気を取り戻す、地域の魅力が高まる、という動きが予測されますね。

因みに前半で取り上げた柳原新聞店の方、エックスモバイルの代理店説明会に来られていたそうな(笑) 当日の模様、次回にも続けます。


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