『成功のための未来予報』を読了。
神田昌典さんが、2013年12月に栃木県立宇都宮白楊高等学校で「未来創造推進事業講演会」と題された講演が一冊の本にまとめられたもの。
7の未来予報:お金がなくなる〜 会社がなくなる〜 病気がなくなる〜 国境がなくなる〜 学校がなくなる〜 貧困がなくなる〜 制約がなくなる〜 に基づいた構成。
時代を読んで、創られるべき自分
今の時代が、「変化の激しい時代」として・・
” いま正解と思われていることは、未来ではまず正解ではないということです。” (P7)
” 30年前に、変人とか宇宙人とか呼ばれた人こそ、いま元気よく活躍できる世の中になってきている。” (P9)
神田さんが活躍しつづけるために、必要な力として学んだ事に・・
” 逸れても逸れても、転がりつづける力をもっているかどうかということです。” (P9)
未来で活躍するためには・・
” 自分の人生を、他人の尺度に委ねるな ” (P12)
” 成功する人は、誰でも勉強熱心ですよ。・・中略・・ こういう人たちは、偏差値や学歴に自分の未来を委ねたのではなく、
自分にしかできないことを追い求め、まわりが彼らに未来を見いだすようになったのです。” (P12)
” 私たちは、自分が望めば、どこにでも行ける。選んだ未来へと、誰もが行けるようになっている。” (P13)
” 自分には才能があり、才能を使うことで、まわりを豊かにできることに気づかなければならない時代が、すでに訪れているからです。
だから、これからの時代で活躍するためには、自分の才能は何か?それを問いつづけ、それを差し出しつづけることが大切になります。” (76%)
” 才能のない人は、いません。絶対に、いないのです。それを見いだすことをやめた人、もがきつづけ、転がりつづけることをやめた人がいるだけなのです。” (P76)
ビジネスの種は、楽しんでやっている事にあり
高校生(聴衆)に向けた将来のアドヴァイスとして・・
” いま学校で楽しみながらやっていることを、どうビジネスモデル化するか?そひて、どうマーケィングするか? ” (16%)
未来を見えるようにしていくためには・・
” 未来がどうなっていくのか、ふだんから考えているからです。” (P16)
人それぞれに、いま必要なのは、未来へのビジョンとして・・
” 未来に、自分が活躍できる場所を見つけたとき、一人ひとりの才能は、勝手にイキイキ輝きはじめる ” (P21)
「お金」の実態、「会社」の実態
お金を稼ぐという事に関して・・
” みなさん一人ひとりの感謝を記録したメディアがお金なのです。 ・・中略・・ 感謝は、想像力です。 ・・中略・・
感謝というのは、想像力によって膨らむものです。” (P46)
つまり、この事は・・
” 想像力のない人は、もらった小遣いを「これっぽっち」と思います。想像力のある人は、「お父さんがすごい苦労して稼いできてくれたお金だ」と思って感謝できます。 ・・中略・・
自分に与えられているもの、届けられているものがあったときに、それをくれた人たち、ものたちに感謝するのは、その人たちの苦労や努力、犠牲を思えるからです。
想像力のある人ほど、感謝の気持ちが大きくなります。感謝は想像力によって膨らむわけです。
お金というものが、その感謝を記録した媒体であるとすれば、お金はイコール想像力だということをわかっていただけると思います” (P47)
お金のかわりに必要になってきたもの・・
” あなたを応援してくれる、有能な人とのネットワークのほうが貴重になっているのです。
有能な人たちとつながることで、ビジネスは立ち上がりもすれば、成功もします。
有能な人たちとは、ビジネスモデル構築のしかたや、ネットでの広告の使い方を知っている人です。
商品をどう見せたらいいかを知っていて、その映像や写真を撮れる人、商品をわかりやすく説明できる人です。
事務所よりも、そうした人たちのとのネットワークが大事なのです。そういう人たちが大切にしているのは、同じ志があるかどうかです。
つまり同じ世界にワクワクできるかどうかです。しかも、異なるスキルをもつ人たちとつながれば、事業というのは立ち上がるものです。” (P70)
会社での在り様に関して・・
” 法律で定義されている雇用者とは、基本的に労働力を差し出すことで、お給料をもらえる存在なのですね。以前は、単純作業が収益を生みましたから、これでよかったんです。
けれでも、このようなコンセプトの会社は、もはや立ちゆかなくなります。
これから会社が高収益を上げていくためには、身体を差し出す単純作業じゃなく、知的、創造的な、頭脳を差し出す仕事をしなきゃならない ” (P54)
神田さんが提示してくれるワクワクする未来
長くなったので、今回はこの辺で。神田さんの知見、ネットワークから導かれた未来予測にワクワクさせられ、
自然と次のページ、次のページへと読み進められました。好奇心を刺激される一冊で、読者に希望を植え付けてくれるのは、やはり神田さんですね。