神田昌典さんの著作『あの成功者たちがこっそり使っている!「春夏秋冬理論」で今日から運が開く』を読了。
因みに、書店を大型店を含め数店回るも在庫がなく、インターネットで中古本を購入。『なぜ春はこない?』の文庫本版。
数日間かけて読むイメージが、200ページを一日で読了した読みやすさ。
神田昌典さんでは外せないフレームワーク
本書で説明されているのは、9月から受講している神田さんのビジネスプロトタイピング講座でもよく話題に出る「春夏秋冬理論」。
神田さんの考える究極の成功法則は・・
” もちろん学歴ではありません。能力でもありません。財力ですらありません。
答えは、波に乗ること。”
その波に乗るためには、
” 人生は十二年の季節ライフサイクルでできている ” (p120)
との前提で、「春夏秋冬理論」は、3年毎に季節に準えたフェーズがあるというフレームワーク。
1年に季節があるように、人生にも季節がある
それぞれの季節の特徴は・・
冬:新たな始まり、発想、試行錯誤、低収益、定着
春:方向性が定まる、やっと芽が出る、投資が必要
夏:追い風、「売って、売って、売りまくれ!」、コントロール不能、管理強化
秋:収穫、反省、縮小、リストラ
秋の最中、我が身に堪える・・
自分は秋の2年目だと、1月の神田さんの全国縦断講演ツアーの参加した際に知り、
>> 2014年版、神田昌典「2022」全国講演会 <<
「あちゃ、、」と思う半面、「道理」で思い当たる節も節々に感じてみたり(笑)
因みに、下記⇩で、自分の今の季節を無料で診断してくれます。
風を感じて、流れに掴む
これは良い悪いの話しではなく、根底にあるのは
” 長期的・継続的に成功するかどうかは、成長カーブの波に乗れるかどうかで決まってきます。” (p64)
要は自分がどの季節(段階)にいるかで、季節に合った過ごし方が出来れば、
” 最短時間で、スムーズに前に進めるのです。” (p65)
というもの。
「良い事は使わせてもらう」のいいとこ取り
もっとも、本の書き出しでで注意書き的に
” 億万長者は、占星術を信じない。しかし・・・・・ 大富豪は、活用する。ー 1988年5月15日、『ニューヨーク・タイムズ』よりー”
とあり、神田さんのご意見も
” 意味あることは、自分の人生にこの情報を活用して、生きやすくなることだけなのです。” (p168)
というスタンス。当然、全ての人に当てはまるような事はないと思いますが、このフレームワークを理解出来ると
” 時間の流れを把握することで、あなたは不運を幸運に変えることができます。” (p134)
それは
” いまは毎日が無意味な連続としか思えないかもしれません。しかし、より大きなタイムラインのなかで眺めていれば、
いまこの瞬間に、生きる意味がどんなに満ち溢れているかを感じることができます。
数年後には、どんな季節に入るのかわかります。すると、もうひとつ上の階段から、今の課題に立ち向かう勇気が得られるのです。” (p134)
季節を知り、季節と調和させる
そこで自分の季節が分かった上で、如何に波を捉えようかとすると・・
冬:すべての始まり、発想・アイディアとの出会い、試行錯誤、方向性が見えてくる
春:やっと芽が出る、出会いが広がる、仕掛ける
夏:エネルギッシュ、吹き上げられる、アバンチュール、自我肥大、無茶は禁物
秋:収穫、勉強、予想外の出来事、依頼された仕事をこなす
といった具合。
有名人に当てはめてみた「春夏秋冬理論」
この本では実際、孫正義さん、矢沢永吉さん、ビートたけしさん等、有名人の表立った出来後を通じて、春夏秋冬理論に当てはめた分析も試みられており(p154-166)、
説明された内容は見事でしたが、実際、自分の過去に当てはめてみましたが、大雑把な流れとして捉えると、「なるほどー」といった具合、不思議と季節との符号も少なからず確認出来て、
知ってしまった以上は気になって仕方がないという(笑)
流れに乗るか反るか
世の中、バイオリズムであるとか、運勢であるとか、自分の力の及ばない領域で働く力/感じる力について
人それぞれの表現があると思いますが、従来、この手の考えとは距離を置いていましたが、本書を読んでみて
実際、自分の人生に照合させてみた時のインパクトは、事実ありましたねー