近年の1月恒例の行事となっている神田昌典さんの2022講演会に参加。
2016年で4年連続となりましたが、今回は平日夕方の16:00開演で、私自身を含め「行きたくても・・」という方が多かったろうと思います。
私は目処が付いた年明けての申し込みで、老婆心ながら「今年はどうなんだろう?」なんて会場に足を踏み入れれば・・ 600名で満席と!! さすが、神田先生.-
2012年以降、年初めにその年のスローガンや行動指針などが示されていますが、
2016年は全国13都市回られるうち東京は4都市目につき、ネタバレはそこそこに。これから参加という方は、今回の内容は講演会後にご覧頂けることをお勧めします。
年初に感じる近未来
今年の2022講演会は、「これからの稼ぐ方法はこう変わる」とサブタイトルされ、
神田さんのアンテナにかかった時代の最先端を行く事例であったり、歴史を紐解いて予測されるであろう流れから
2016年を充実させるヒント、或いはビジネスに欠かせないキュレーションが示されました。
想像を超えるスピードで進化している現実
事例に関しては、従来の1億倍の計算スピードを有する量子コンピュータの実用化が進められており、何が出来るかというと、
質問者の特性を把握し、質問を発する前に回答を示せるほどの性能を持つ。
素早く最適解を導き出すことが可能になるため、例えば災害時に最善の救助方法を示すことが出来るようになるなど、急速に現実が変わり得る状況が間近となっている。
また、東京オリンピックの前年2019年に自動運転が導入の見込みで、社会にインパクト(渋滞解消、商業施設の駐車設備の在りようなど)を与えることが予測される。
他では、アメリカの家具店で顔認証システムを導入したマーケティングが導入されており、
顧客の来店時、顔認識によって、その顧客が在宅時の端末操作でどのような商品を閲覧していたかなどの情報と照合し、
入店時の接客精度の向上から売上約30%増を導いているとの結果報告があり、今後、浸透していく可能性がある。
量子コンピュータ及び顔認証は、一足先に昨年末の神田先生の講義で紹介されていたもの(下記の記事を参照)です。
物を売る時代から、アクティビティを提供する時代へ
世界の企業で時価総額をランキングすると、アップルを筆頭に、アルファベット(Google)、マイクロソフト等が名を連ね・・日本企業は23位にトヨタが登場。
従業員1人当たりの指標を比較すると、アップルとトヨタでは8倍の差(アップルが効率的)がある。
潮流として物を売る企業は厳しく、データを効率的に集めている企業(ex. airbnb、FarmLogs、UBER、Zenefits)が短期間で事業規模を急成長させている。
「我づくりから、場づくりへ」がキーワードとなり、物を売るのではなくアクティビティの提供に留意し、頭の中にある従来の会社の概念を破壊する必要がある。
「本格的知識創造時代の到来」により、起業には相当な準備を要する時代となった。
誰と繋がるか、どんな専門領域を持つか?
その上でズレのない状態(思考ー感情、個人ー社会、意図ー行動)で組織を築き上げることが、今の時代に飛躍する条件となる。
感じる現在のスピード、そして未来の扉
以上が(講演会期間中を考慮して)核心をほどほどに避け、大雑把に私が現時点で理解出来た範囲でのまとめになります。
講演会では約2時間に渡って2016年(及びそれ以降)にビジネスシーンでイニシアチブを握る視点、動きが体系的に説明され、
そこから参加者同士のワークなどを経て、年のキーワードに年間行動計画の立て方にと盛りだくさんの内容で、講演会を通じて得られるインスピレーションたくさんと思います。