春日太一さんと火野正平さんが語った、役者道、俳優たち、カメラの向こう側の舞台裏:春日太一 x 火野正平 トーク&サイン会 参加記

映画史・時代劇研究家 春日太一さんと俳優 火野正平さんのトーク&サイン会(サイン会は春日太一さんのみ)に参加。

火野正平さんが登壇されるレアな機会でもあり、満席に。

春日太一さんの新著『すべての道は役者に通ず』刊行記念として開催されたもので、

同署に火野正平さんも23名の中の名優のお一人として登場。

本イベントへの参加動機は(2018年)9月に読了していた『美しく、狂おしく  岩下志麻の女優道』が印象的であったので、

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「(著者の)春日太一さんのサインも欲しいなぁ」と思ってのこと。

開演前の舞台 *開演中の撮影は禁止

火野正平さんについては、お名前は承知していたものの、出演作というよりは

浮き名を流されているイメージの方が強く、実際のその辺りはトークで

(ご自身より)演技力であったり、ルックスが良かったりした俳優の方々は幾らでもいたのに、

(数々のスキャンダルがあっても、子役の頃から)生き残ってこられたのには運しかないと。

当然、謙遜もあったかと思いますが、長きに及ぶキャリアの一端をそのように振り返っておられる部分もありました。

一方で印象的であったのは、春日太一さんが『なぜ時代劇は滅びるのか』という著書を上梓されていて、

同書での考察の中で、時代が滅びゆく傾向を六つに抽出した要因の一つが「火野正平がいない」という指摘であるそうな。

この日は演技論というよりは、火野正平さんが音頭をとって撮影現場でスタッフを束ねる飲み会を主催されたり、

現場でも冗談を飛ばすなど盛り上げ役を買って出られたりといった縁の下の力持ち的なお話しが随所に飛び出し、

視聴者がうかがい知ることのないところでの存在感が伝わってきました。

トークは質疑応答を含め70分。話題も多岐に及びましたが、火野正平さんの私個人のイメージが、大きく書き換えられることになりました ^^

演技論の方では対象書籍(『すべての道は役者に通ず』)に掲載されているので、後日、そのお考えに触れてみたいと思います。

春日太一さんフィルターを介しての出逢い

一旦、休憩を挟んで春日太一さんのサイン会。目立ての『美しく、狂おしく  岩下志麻の女優道』にサインを頂戴する間、

欲しかった『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』へのサイン ^〜^

取材対象に「(ショーケンこと)萩原健一さんはどうですか?」などと質問させて頂くなど交流機会もあり、終始感じ良く過ごすことの出来たひと時となりました。

イベント終了後の春日太一さんの投稿(画像はアカウントにリンク)

因みに上記質問に対する回答は「(先方から)返事がない」とのこと。私の個人的な思い入れとは別途、

岩下志麻さんの時も、今回の火野正平さんの時も、春日太一さんのアングルを通じて、それぞれの方々に興味を持ち始めるパターンとなっている経緯から、

また、私がよく承知していないどなたかの魅力なり、お人がらに触れることになる機会を楽しみにしたいと思います ^^


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